今回のタイトルは「スーマラン」。本来はsous marineとつづる。「海の中」というフランス語のひびきが、先日見たグラン・ブルーを思い起こさせて、少し切なかった。
本筋はというと、今はアンティークとしてしか存在しないスーマラン製サングラスを巡り、ミナモが大騒ぎを繰り広げる話……と言ってもいいかな。彼女は、波留に素敵なアクセサリーを贈りたいと、それだけの気持ちだった。
そこに、ミナモ兄や、秘書アンドロイドのホロンや、違法改造アンドロイドが絡んできて、コミカルかつ格闘シーン満載。
プロダクションIGなので、本来格闘シーンはお手の物。攻殻なみの見事なバトルが最後にたっぷり出てきて、おなか一杯、目の保養もできて、まさにザッツエンターテイメント!な話だった。
もちろん、「面白かった」だけでは終わらない。今後の伏線だの、キャラの内面描写だの、深読みできる材料はあちこちに転がっている。
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