夏休みの終わりかけに届いた「ひばり」の楽譜を持って、練習に行ってきた。
ハイドンの四重奏がどうして「基本ができてないと……」と言われるのかが、よーくわかった。
新しくなった「きゃばクラ5」の弦楽器メンバーはみんな元気そうで安心した。ただ、主役(?)のクラリネット嬢が体調不良でお休み。せっかくウェーバーのクラリネット五重奏の楽譜も持っていったのに。
それでも、ボウイング合せをする必要があったので、弦メンバーだけでウェーバーもやる。それなりに面白いよ。美味しい旋律は全部クラリネットが持っていってるのは確かなんだけど。
ウェーバーはロマン派前期の作曲家で、年代的にはハイドンに近い。クラリネットがとても大好きで、クラリネットのための曲をいくつも書いている。協奏曲や五重奏曲はもちろん、クラリネットとピアノのための曲などもある。
本来はオペラ「魔弾の射手」の作者として有名。学生のころにこの序曲を一度弾いたことがあるが、やはりクラリネットにおいしい旋律があったなあ。
さて、問題のハイドン。きちんと合うと、ものすごく透明なひびきが生まれて、うっとりする。でも落とし穴が多々あるのだ。
アンサンブルの作り方に無駄がないので、一人がちょっと歯車を狂わせただけで演奏がおかしくなったのがすぐわかる。
わずかに音を外しただけでハーモニーが狂ってしまうし、各パートそれぞれに、不意にむき出しになる場所がある。(スポットライトが当たるとも言う/汗)ひとり一パートの世界なので当然といえば当然だが、それがかなり恐い。
次回は10月の半ばに集まる予定。その時はクラリネット嬢に会えるといいな。
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