びおら弾きの微妙にズレた日々

「千人の交響曲」における「千」とは限りなく巨大な何か

というわけで(タイトル参照)、先月に続いてこの10月も名フィル定期演奏会へお出かけ。
今回は文豪シリーズ「ファウスト」編で、内容は次の通り。

〈プログラム〉
マーラー: 交響曲第8番変ホ長調『千人の交響曲』
〈出演〉
小泉和裕(指揮/名フィル音楽監督)
中部フィルハーモニー交響楽団(共演)
並河寿美(第1ソプラノ)
大隅智佳子(第2ソプラノ)
三宅理恵(第3ソプラノ)
加納悦子(第1アルト)
福原寿美枝(第2アルト)
望月哲也(テノール)
宮本益光(バリトン)
久保和範(バス)
グリーン・エコー,名古屋市民コーラス,名古屋混声合唱団,一宮第九をうたう会,名古屋シティーハーモニー,クール・ジョワイエ(合唱)
名古屋少年少女合唱団(児童合唱)


音楽って自由なんだと再認識した日

この春からずっと忙しくて、演奏会に出るのに手一杯で、演奏会を聴きに行く、ということができずにいた。秋が近づくにつれ、少しずつ時間と気持ちにゆとりが生まれ、先日は、ようやく名フィル定期に足を運ぶことができた。今期の定期演奏会のテーマは「文豪シリーズ」。調べてみればおいしいプログラム目白押し。

9月定期のテーマは「不安の時代」。イギリス生まれの作家 W.H.オーデンが1947年に「不安の時代」という長編詩を出版し、ピューリッツァー賞を受賞したが、バーンスタインはこの詩に触発されて「交響曲第二番」を作曲した。この曲がメインとなる。前プロは同じくバーンスタインの、政治的序曲「スラヴァ!」、そして有名すぎるウエストサイドストーリーより「シンフォニック・ダンス」。

指揮者は今をときめく川瀬賢太郎、ピアニストはやはり大人気の小曽根真。どうしたって期待は膨らむ膨らむ。




ジークフリート少年と愉快な(?)大人たち -1

もうじき本番を迎えるジークフリートだが、これまで物語の内容については深く考える暇がなく、マエストロの解説を聞いては「へー、深い話だなあ、ただの冒険譚とは違うなあ」くらいにしか思っていなかった。この時期になってやっと、本を読むように歌詞の対訳を読み込んでみたら、まあなんと近代的な面白さにあふれていることか。小説を読んでいるみたいだ。かつて「政治的に正しい〇〇話」シリーズが流行ったが、そんなものは150年も前にワーグナーがやっていた。「政治的に正しい英雄譚」みたいなノリで。

ということで、どんなふうに面白いと感じたか、ここに書いてみようと思う。

オカリナも進化する

先月のことになるが、瀬戸市の文化ホールで開催されたロビーコンサートを聞いてきた。春夏秋冬、それぞれ1回ずつ催される500円のミニコンサート。春は金管四重奏、夏は弦楽四重奏✕2組、秋はサックス&ピアノときて、冬はオカリナ&ギター。毎回、ロビー奥の巨大な陶壁前に舞台が設置されるが、ほどよく響き、音楽に合わせた照明効果がおしゃれ。