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びおら弾きの微妙にズレた日々

そんなの聞いてないよ(2)

昨日は二週間ぶりのオケの練習。
本番指揮者が来て、シベリウスの1、2楽章とモーツァルトのP協を中心に弾く。
昨日のびおらは二名。トレーナーと自分のみ。
あとの団員2人は仕事や学業で忙しく、エキストラはだいたい本番の一ヶ月前ぐらいにならないと姿を見せない。
最近ではすっかり、一人で弾くことにも曲そのものにも慣れて、途中で落ちることは少なくなったし、すぐに復活もできる。あとは度胸がもう少しつけば、というところ。
ただし、この「度胸」がなかなかに曲者。

実は、出席率がものを言って、今回めでたく(?)パートのトップを務めることに決まった。他の人が来ないんだからしょうがないし、サイドにはトレーナーの方が座ってくださるので保険はバッチリ。しかし、トップに座る以上、ただ曲が弾けるだけではすまなくなる。

オーケストラには、本物の指揮者のほかに、コンサートマスターという影の指揮者がいる。指揮者が指示を出し切れない部分を補ったり、指揮者の意図を的確にプレーヤーに伝えたり。具体的には、入りにくいレーズの前に合図を出したり、弦楽器プレーヤーに対しては弓の使い方の手本を示したりする。コンマスの動きが大きいのは伊達でなくて、オケをまとめる必要に迫られてそうなる。

コンマスがある意味オケ全体のまとめ役だとすると、パートトップは、各パートのまとめ役で、やはり、弾き方を決めたり、演奏中には合図を出したり、他パートのトップの様子をうかがって呼吸を合わせたりして、後ろのプレーヤーが弾きやすくなるように気を遣う必要がある。

自分の場合、技術面はトレーナーにお任せでいいので、それだけでずい分気は楽だが、せめて背中で合図が出せるくらいにはなりたいなあと、また、他の弦トップにガンを飛ばす、じゃなかった、ちゃんとアイコンタクトをとれるぐらいにはなりたいなあと思うのだった。
そのためには、自分がちゃんと曲を理解しつつ、曲の流れにのりつつ、堂々と弾かなくちゃいけない。たとえ落ちても弾けているフリ。(こらこら)

ところが、ここにひとつ、大きな問題が。それは

指揮者の伝えたいことがよくわからない。

だったりする。_| ̄|○  
指揮者がどういう風に曲を作りたいのか、あるいはどんな風に曲を解釈しているのか、何度振ってもらっても分かりづらいのだ。(涙)
これは今回のシべリウスに始まったことではなく、昨年の「田園」のときも、その前の「新世界」の時もそうだった。
なぜだ? きちんと練習中の指示は聞いているし、指揮も見ているつもりなのに。
たぶん、指揮者がこっちの出す手札を見て反応しようとしているからなんだろう。でもうちのオケには手札なんて言えるほどのものはほとんどない。練習に関しては受身の団員がほとんどなんだから。

てことで、結局は、「ここはこう弾きたい」という自分のなりのヴィジョンを持たないことには思い切って弾けないわけで、すると、曲をさらうだけでなく、ビオラパートの役割を考えつつ、しっかり聞き込まないといけないわけで、やれやれ、勉強になりすぎる。
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