今週もオーケストラの練習。しかもありがたいことに(?)夜なので、昼間町内会の運動会を済ませてからとにかく夕食の支度だけは済ませ、いそいそと練習場へ向かった。
今年の12月は、親子向けのクリスマスコンサートのみ出演して、第九は降りることにした。で、今日もそれ用の練習だった。練習そのものは、大した問題もなく進んだのだが、
人がいない。。
これはびおらの話でなく、オケ全体のこと。
管楽器がぽろぽろ抜け、チェロは一人しか出演者が決まっておらず。ティンパニは休み。「花のワルツ」はハープの調達をどうするかまだ決まっていない。
インスペクター(オケ全体の責任者)はすっかりゴキゲン斜め。でも、みんな好きで休んでいるわけじゃないし、チェロのエキストラ集めの担当者だって、決してサボっているわけじゃないはず。
「団員はもっと責任を持って(出席して)ください」と言われても、どこか白けた空気が流れる。
私が思うに、そもそもこのコンサートを引き受けたこと自体に無理がある。ただでさえ、今年は定演が九月にずれこんで第九の練習時間が少なくなっているのに、そこへ新しい企画(つまりクリスマスコンサート)が割り込んできたのだ。
しかし、無理だからといってやめるわけにはいかない事情が多々あって、そこが非常につらいところなのだ。
崖っぷちに立ってぶち切れる前に、その辺の事情をきちんと団員に説明しつつ、もう少し早めに根回ししてくれたらと思う。
帰り際、駐車場で古株の団員と会ったので、ちょっと愚痴る。すると「このオケが始まって最初の5~6年が一番良かったよなぁ。コンマスがUやMのころでさあ」というつぶやきが帰ってきた。ちょうど私が出産で退団する前の時期だ。インスペクターは違う人だった。
私は大きく頷かざるを得なかったし、その言葉でものすごく安堵した。現在のオケの状態に大きな違和感を感じている人が自分の他にもいるという事実が嬉しかった。
違和感の原因はだいたいわかっているけど、一人で切り込むには根が深すぎる上に複雑に絡まりすぎ。
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