「嘆きの歌」練習記その5
今回の内容は、5/23(土)の分奏+5/24(日)の合奏について。24日の練習後に催されたパーティについては先にアップしたので、ここではあくまでも練習の話。
土曜日はプロのバイオリン奏者をトレーナーに迎えて弦分奏。「どれだけ練習しても弾ける気がしない」箇所の克服方法が相談できる格好の機会だったが、予想通り出席者は少なく、おおよそカルテットが2組分。
メンバーは皆社会人なのでそれぞれ都合があって、特に土日の連続練習となると出席は難しい(私も午後からは失礼したし)。しかし頑張って出席すればちゃんと収獲はある。合奏練習では、細かい点、例えば弓の合理的な使い方、適切なボウイングやポジションの取り方までは目が行き届かないものだが、分奏になれば、そういった細かい内容まで見てもらうことができる。これがとても有り難かった。他パートとの絡みも見えてきたし、合間に挟まるコンマスの解説トークもたっぷり聞かせてもらった。
翌日の日曜日は合奏。
朝がどうしても起きられず、おまけに駐車場が満車だったこともあり、遅れてこそっと練習場に入ったのだが、その時聞こえてきた音にびっくりした。第二部の前半をやっているところだったが、すっかり「嘆き」の世界の音色に満ちている。オケのサウンドだけでこれだけの深みが出るのだから、合唱が加わったらどんなに恐ろしいことになるかと、ほんの一瞬鳥肌が立った。
だがしかし、ビオラーズの苦しそうな音色が耳に入ってきた瞬間、現実に引き戻された。(そりゃ、たった3人でしかもトップもトップサイドもいない状態では苦しいよね……遅れてすみませんすみませんすみません……以下エンドレス)
その後、トップ不在のまま、ビオラパートの皆でさまよいながら第三部、第一部、と練習を続けたのだが、もういい加減迷子から脱出したいと切に思った。_| ̄|○
トレーナーの棒は非常にクリアでわかりやすく、きちんと指示も出してくれるのにもかかわらず、やはり落ちる。指が回らなくても、音が取れない場所があっても、せめて自分が今どこにいるかは把握できないとそろそろマズイ。気がつけば指揮者来団まであと1週間だ。
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