最高にレジャー日よりだった昨日は、第九の練習日。車を飛ばしてK市までドライブ。山道は紅葉が始まっていて、なかなかよい雰囲気だった……って、そんな話を書いている場合ではない。
実は、先週末から風邪をひいたようで、鼻水が止まらない。くしゃみも連発が始まると大変。あちらのオケのひとたちに迷惑をかけるといけないので、風邪薬を飲み、薬が効くと眠くなるので、カフェインたっぷりの某ポーションも合わせて飲んで出かけた。
地図を片手に練習場についてみると、指揮者の到着が遅れているらしく、しばらくは団内の連絡事項など。結局20分遅れで練習開始。練習場についてから40分後のことだった。練習箇所は3楽章と1楽章が中心。
第九の3楽章は、本来、あらゆる緩叙楽章の中で最も美しいもののひとつだ。
それを演奏するオケの完成度は上がってきて、木管群や1stバイオリンの旋律もなかなかいい具合にひびいている。
最初こそ、うまく拍がつかめず、冒頭のシンコペーションで苦戦していた自分だったが、びおらが担当する第2主題を過ぎたあたりで、ほっと緊張がとれてきた。すると、襲ってくるのは眠気である。時間的にもカフェインが切れ、風邪薬の効果がくっきりはっきりと出てくる時間帯だった。
指揮者は、たびたび曲を中断しては各パートに細かい指示を出す。びおらが注意されることはほとんどないので、ぼうっと聞き流している。すると、世界がふっと遠くなる。いつの間にか、楽器をひざの上に抱えたまま、夢の世界へトリップしていた。そういうことが2、3回? いや、4、5回はあったと思う。
誰かに見られていませんように。
席は、4列目の内側。といっても、いつもの4プルート目ではなく、チェロを内側に入れ、びおらを客席がわに並べる配置なので、指揮者をはさんで1stバイオリンと向き合う形になる。なので、前を向くと、パートトップと指揮者とコンマスが一度に視野に入る。なかなか便利な席ではあるが、逆に指揮者とコンマスの目に入りやすいとも言えるのだった。
もちろん、指揮者はいつも木管やバイオリンを見ていたし、コンマスはほとんど指揮者を見ていたから、たぶん、恐らく、運が良ければバレてないとは思うのだけど。(>_<)
にしても、風邪薬を飲んだ日に限って3楽章をみっちりやるとは! 聞くところによると、合唱のソリストでさえ、3楽章では睡魔が襲ってくるのだとか。せめて休憩時間にコーヒーを補給しようと思ったら、この日の練習場所(公民館)には自販機がなかった。_| ̄|○
で、休憩後に練習した1楽章はどうだったか。
うん、テンポ感があるっていいね、のひと言につきる。協調された裏拍が、何ともいえないゾクゾク感を出しているところも素敵。
以上、まともに音楽の話をしていないへたれ練習記でした。
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