今月から、次の演奏会に向けてホームオケでは新しい曲に取り組んでいる。
「新曲」は第九。
ホームオケにとっては初めて取り組む曲だけども、これだけ有名な曲だと経験者は多く、私もそのひとりであります。いろいろあって、かれこれ5回…? いや、6回ぐらいやっている。だから楽々弾けるかというと、難所は何度弾いても難所。音の入りを間違えないですむ点はもちろん助かっている。過去の自分にありがとう、という気持ち。
先週、今週と続けて第九を弾いてみて感じたのは、ボウイングや弓使いなど、昔のクセはなかなか抜けないなぁということ。もちろんスタンダードなボウイングとか、弾き方はあるけど、クセが身体にしみついちゃうとなかなか指揮者の新しい解釈についてゆけなかったりするので、できるだけ過去のことは忘れたほうがいいのだと思った。ある意味恋愛と同じだ。うん。
そしてもうひとつ。難しいところで崩れるのは仕方ないとして、シンプルな旋律で拍がきちんと取れないってどういうことだろう。こういうとこで音楽の基礎力が露呈するのね。時々はメトロ君と友達になってリズムをきちんとカウントする練習をしないといけないね。頭で数えるんじゃなくて、もっと身体の芯、心臓から腹部にかけて、そう丹田のあたりでリズムを感じられるとうまく行く気がする。
ベトベン御大の曲は、基本、時計みたいにカチカチやって大丈夫だから。
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