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びおら弾きの微妙にズレた日々

ブートキャンプ!(びおら練習記です、いちおう)

先週に引き続き、今週末もKオケへ。
今日はトレーナーによる練習だったが、本番ピアニストが登場。ベートーベンのPコンチェルト4番を通すことができた。
うん、生音はいいよ。自分にとってはほぼ譜読み状態だったけど、ピアノとの掛け合いが楽しかった。さすがベートーベン御大の曲だ。

ソリスト(ピアニスト)まだ若い女性で、にこやかに挨拶されるのだけど、曲が始まると途端にオーラが漂いはじめる。そこがやはりプロだなぁと思う。

コンチェルトのほかにはシベ2の4楽章を。
例の「レミファソラシ♭ラソファミレド♯」×39回のところをしっかりやって、(もちろん前半の「ファ♯ソ♯ラシド♯レド♯シラソ♯ファ♯ミ♯」×26回のパターンも!)指がつりそうになった。

同じ音型を延々と繰り返すこの箇所、左手がブートキャンプ並にしんどいのだけど、くるみ割りの「アラビアの踊り」とは違い、かーなーりカッコいい。
ひとつのモチーフが、入れ替わり立ち替わり、いろんな楽器に現れる。最初は木管パートにぽつぽつと現れ、少しずつ音量を上げてゆきつつ、やがて弦が加わる。弦が朗々と歌ったあとは、金管も加わり、いつの間にやらフォルティッシモ。
そこまで来ると、伴奏といえど、嫌でも熱くなる。
そして「レミファソラシ♭ラソファミレド♯」を嫌と言うほど繰り返した後は、ついに「レミファ♯ソラシド♯レミファ♯ソラシラソファ♯ミレド♯シラソファ♯ミ」という具合にぱあっとニ長調の音階が現れて、そこから先は怒涛のフィナーレ。

なんていうのかな、いつもここを弾くと、闇のトンネルを抜けた先には雪国まぶしい海が広がっていた、みたいなイメージがわいてきて、しかもシベリウス自身、どれほど苦労して交響曲を書き上げたかを伝記で知っているので、結構ぐっと来るのだ。
……左手さえ持ちこたえれば。


※くるみ割り人形の「アラビアの踊り」では、「れレレれれレ」(れ…C線の低いレの音・レ…D線上にあるオクターブ上のレ。人差し指と小指をいっぱいにのばして両方の音を同時に押さえていなくてはいけない)を40回ぐらい繰り返す。この伴奏にのっかって、クラリネットや1stバイオリンが艶のあるメロディを奏でるのだが、人差し指と小指をのばした状態を何十小節もの間保ち続けるというのは、指を鍛える訓練でなかったらいったい何なんだろう、と今でも思う。
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