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びおら弾きの微妙にズレた日々

「グッバイ、レーニン!」

B0002VL6PUグッバイ、レーニン!
ダニエル・ブリュール カトリーン・サーズ チュルバン・ハマートヴァ
カルチュア・パブリッシャーズ 2004-10-16

by G-Tools


合併後の東ドイツの人々の複雑な感情がすごくリアルに出てる気がする。自由は嬉しいけれど、かつての生活にほんのりと郷愁を感じる、その微妙なところが。
心臓を患った母に壁の崩壊を知らせまいと四苦八苦する主人公の姿は、時に滑稽で、でも母の理想の世界を守りたいというのっぴきならぬ決意を感じさせて、好感すら感じた。
世界が変化した後も、家族に守られてひとりだけ社会主義の理想の中にいる母の姿は、世界との間に壁を築き、孤独に理想の世界を求めた壁崩壊前の東ドイツの姿と重なるのではないかなぁ。
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