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びおら弾きの微妙にズレた日々(再)

音楽・アート(たまにアニメ)に関わる由無し事を地層のように積み上げてきたブログです。

   

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可愛くなくても旅に出てみる

先日、ホームオケの本番が終わり、しばらくぼよーんと脱力していたが、次の演奏会に向けて動き始めることにした。愛知祝祭管にて、人生初のブルックナー、しかも8番に挑戦。ホームオケを離れてしばらく他所さまのオケで修行を積むことになる。
それでとりあえずは本番一週間後の25日の練習に顔を出した。その日は仕事がどうしても休めず、午前のみの出席になってしまう上、ろくにさらってもいないのだが、弾けても弾けなくても音楽の中に身をおくことは大事だし、せっかく本番前の(やけくそ的な)猛練習でエンジンがかかってきた腕や手を怠けさせたくないもので。


しかし、行ってみれば出席率はあまりよろしくない。たまたま近隣のオーケストラで来団練習が何件かあったようで、掛け持ちしている奏者はそちらに行ってしまったらしい。特にビオラとかチェロは1プルートのみ。ベースは無人だったし。
それでも壊滅的にならない中低弦。弾ける人がちゃんといて支えていたからだった。全然できない組の自分は、ブル8は2回めだというビオラトップとチェロの大先輩に挟まれて、非常に美味しい思いをしながらなんとか3楽章をしのぐことができた。
弾ける人の隣に座るととても楽。ピッチや呼吸はすべて合わせればいいし、合わせながら弾き方や音程もマスターできるし、同じ2時間の練習でも得られる情報量は普段の倍、もしくはそれ以上になる。他の楽器も上手い人が多いせいか、スムーズに音楽の中に入れてとても楽しい。アウェイ感がだいぶ薄れた。
実は、いつもホームオケでは弾いても弾いても不完全燃焼の感があって、なんでだろうとずっと疑問に思っていた。先日の練習と比較して思うに、音楽がバラバラしていて一体感が得られないからなんだろうねえ。これは技術の問題もあるけれど、やはり合わせようという意志が足りなかったり、全体の中の一部分を演奏している、という意識が少なかったり、そもそも音楽が一体となった美味しい瞬間をあまり体験してないせいもあるんじゃないかと思った。
例えば、本番で弾いたベートーヴェンの8番。お客さまの反応はともかく、団員の中では「弾いていて楽しかった」という声が聞こえて、ああいう楽しさが合奏のたびに味わえたら、そりゃ練習に熱も入るよねぇと夢想してみたのだった。






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