昨日の練習は、本番指揮者のM先生を迎えてベートーベンの7番とメンデルスゾーンの「夏の夜の夢」を弾く。
初めてお目にかかるM先生の印象は、指揮がとてもわかりやすい! リズムに乗り遅れそうになったり、微妙に走りそうになったとき、指揮棒を見て、さっと修正できるのがありがたかった。
昨晩は練習時間が限られてたせいか、音楽に関するうんちくは少なく、まずは全曲通して全体の空気をさっと掴んだあと、危険箇所をビシビシ指摘してピンポイントで練習するという感じ。短時間にみっちり弾いた。
それにしても、本物の指揮者が振るとオケの音が全然違うわ♪
「夏の夜の夢」ではチェロ近辺からいかにもメンデルスゾーンらしい響きが湧いてくるし、ベト7は、交響曲らしいまとまった響きが立ち上ってきただけでなく、アマチュアにとっては鬼門である、1楽章のタンッタタンというリズム(付点8分音符+16分音符+8分音符)も、ひと言ふた言のアドバイスであっという間に修正の方向へ。(あくまでも「修正の方向」。実際にこれを完璧に弾こうと思ったら、弓が素早く動かせるように右手を鍛えなくてはいけない)
気分的には比較的余裕を残したまま練習を終えたのだが、今朝になってさあ大変。首筋~肩~腰にかけての右側が痛くて、洗濯するのも食器を洗うのもつらい。寝違えたかと思ったが、そういえば1ヶ月くらい前にも同じような症状が出たことを思い出した。しかも日曜日に。
原因はベト7だ。うん。いや、正確には自分の楽器の持ち方に問題があるっぽい。
実は、2ヶ月くらい前に、肩当ての位置を少しずらしてみた。あんまり楽器からはずれやすかったので。
すると、微妙に楽器の角度や弓を動かす方向が違ってくる。で、たぶん弾く姿勢に微妙な歪みが生じたのだろう。短時間の練習や、弓の動きがゆるやかな曲なら問題なくても、ベト7みたいに高速で刻んでばかりの曲をフルパワーで弾き続けると、体にかかる負担が膨れ上がって、翌日はア×メルツのお世話になるというわけだ。
もちろん姿勢だけじゃなくて、刻む時に余分なところに力を入れている可能性大。弾き方をチェックしなくちゃ。
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COMMENT
お疲れ様でした。
教えていただいたトバシはあの速さなら〇ですが・・・
肩、大変ですね、お大事に。
予防には楽器弾く前にストレッチをお勧め。
よければ私のVaの先生に教えていただいたのを伝授しますよ。
Re:お疲れ様でした。
テンポが遅めで助かりました(特に三楽章)。あの遅さは練習用のテンポのようなので、本番はどうなるかわからないですが、ベト7とメンデルスゾーンは弾きこめば何とかなりそうです。
>肩、大変ですね、お大事に。
ありがとうございます。アン×ルツをたっぷり塗ったら、夜にはずい分楽になりました。最近寒い上に運動不足なので、それで筋肉が固まってしまったのかもしれません(>_<) ストレッチ、ぜひ教えて下さいませ
職業病?
昨日その彼女が主宰するカルテットの演奏会があったのですが、やはり途中でボトッと肩当が外れまして、その楽章は無しで弾いてました。
後の曲は結局肩当を諦め、タオルを肩に当てての演奏でした。
ヴィオラを上手に(肩当が落ちないように?)構えるのって、大きさ的に無理があるのかもしれませんね。
Re:職業病?
その苦労、お察しします。
それでも、肩当てで苦労しないヴィオラ弾きさんの方が多いですから、やはり「どうして自分のは外れやすいのか」と気になります。
ご存知かもしれませんが、バイオリンと違って、ヴィオラはサイズの規定が非常にゆるく、大小いろいろあります。大きいほど鳴りが良いので、大柄な男性だと羨ましいほど大きな楽器を持っていたりしますし、小柄な人は自然と小さ目のヴィオラを持つ場合が多いのですが、すると肩当てのサイズが合わないことがあるんです。私の楽器は、ヴィオラとしては並サイズにもかかわらず肩のラインとうまく一致しないのか、よくはずれます。いっそKUNはやめて他のタイプを探そうかと物色中です。(T_T)