旅行の翌日、8月6日はオーケストラの練習。本番指揮者が来るので、わざわざキャンプの予定を1日縮めて参加。
初めてエキストラさんが一名来てくれた。
今回はバイオリンがやたらに多くて参った参った。
1stも2ndも、4~5プルートあった。それぞれ10人前後。対するびおらは3人でチェロは2人。数で圧倒される。
言い換えれば、バイオリンが暴走を始めたら、びおらがいくら頑張っても止められないということだ。
モーツァルトの序曲やPコンチェルトはまだ良かった。特に序曲は曲の組み立てが見えてきたし、全体のノリも良くなって弾きやすくなった。
シベリウスは難しい……。テンポがゆれるというか、各パートがもともとかみ合わないことをやっていたかと思うと、また一緒に動き始めたり、と、テンポが目まぐるしくかわるし、また、錯覚も起させるような箇所がたくさん。
特に一楽章が鬼門だらけで、曲が盛り上がってくると、いつしか走り出すパートが続出。
テンポキーパー(一応)であるびおらをやっていると、各パートのずれが気になるだけでなく、集団暴走十秒前のバイオリンの圧力に負けそうになり、自分のあるべきテンポがわからなくなってしまう。
しばらく、メトロ君とお友だちになってリズムキープの練習をしなければ。
指揮者は「シベリウスは大変な曲ですが、大変さを楽しみましょう」とのたまった。
私にしてみれば、曲想に合わせてオケ全体でうねることのできるような、そんな境地に早く達したいと思う。それができたら、4楽章の冒頭なんて、快感以外の何物でもなくなるだろうに。
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