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びおら弾きの微妙にズレた日々(再)

音楽・アート(たまにアニメ)に関わる由無し事を地層のように積み上げてきたブログです。

   

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何とかの居ぬ間に命の洗濯(ニキ・ド・サンファル展)

ダンナと息子が1泊2日のバイクツーリングに出かけた。福井の恐竜博物館に行ってくるらしい。
残された娘と私はここぞとばかりにのんびりぐーたら?
いえ、実家の母を誘い、名古屋市立美術館へ。ゆっくり美術鑑賞をする良いチャンス。
見に行ったのは、ニキ・ド・サンファル展。現代アート。

ニキ・ド・サンファルというアーティストについては、この辺りを参照すると良さそう。→

とにかくパワフル。絵画も彫像も圧倒的質量をもち、色彩はまるでマンダラのよう。
絵を書くことによって心の病から立ち直ったというから、彼女の作品は生き方を深く反映しているのだろう。
ニキという女性はきっと、世界に対して言いたいことが山のようにあったのではないか。それを絵画や塑像に託したからあのようにカラフルでパワフルでどこかチャーミングな作品ができたに違いない。

一番凄まじかったのは「射撃描法」で制作された「赤い魔女」という作品。裏に絵の具の容器を仕込んだレリーフに、ライフルで弾を撃ちこんで絵の具を流出させる手法も凄まじければ、魔女の中に組み込まれているモチーフもすごい。悪魔からマリア像までなんでもあり。この迫力はたぶん、写真では伝わらない。実物を見なくては。

一番好きなのはタロットガーデンのシリーズ。
ニキはタロットカードの各シンボルを自分流に解釈して立体作品を作り、それを屋外に配置して公園を作った。これがタロットガーデン。公園のオブジェなので、作品のサイズは遊具のように大きい。特に「女帝」なんかは、巨大スフィンクスの形をしていて、中で人が生活できるほど。(実際にニキはそこで暮らしたことがあるらしい)
発想のスケールが大きいこともすごいが、それぞれのモチーフの解釈がとてもいい。これはレプリカや写真だけでなく、ぜひ本物を見てみたいが、あいにくイタリアにあるらしい。

娘の反応はどうかというと、大当たり。ポップな色使い、シンプルでわかりやすいフォルムの「ナナ」シリーズや、チャーミングなヘビのモチーフがお気に入りらしい。

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