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びおら弾きの微妙にズレた日々

求められているのはピンチをチャンスに変える胆力

祝祭管じゃない方のびおら練習記です。こちらは一年半振り?
思わず力の入ったタイトルをつけてしまい、管理人自らドン引き気味。


今回の演奏会で取り組む曲は、マーラー交響曲第2番「復活」。前座としてメサイアより「ハレルヤ」。

ハレルヤは学生時代にいやというほど弾いたので、時折、うっかり昔のボウイングが顔を出すことをのぞけば、よほど心配はないし、「復活」に関しても7月に苦労して引いた「嘆きの歌」のおかげで、だいぶマーラー慣れした上、いつもより真面目に弾き込んでいるので、個人的には一年半前の演奏会よりはだいぶマシな仕上がりになっている。

しかし、オケ全体としてみると、なかなか厳しい状況の仕上がり具合で、オケの力そのものは、自分が入団した頃に比べれば、少しずつ上がってきているとはいえ、例えて言うと経験値が足りないのにラスボスと戦っているような状況。

先週末は、本番一週間前にあたり、合唱と合わせがあるため、ある大きなホールを利用しての練習だった。合奏が始まる前までは「広いホールっていいね~」なんて言い合っていたのだが、いざ練習が始まると、まったく周りの音が聞こえない。実は合唱隊を入れるため、反響板を下ろさずに使用していたので、落ち着いて考えれば音が散ってしまうのは当然のことだったのだが、それと気づかなければ「何かがおかしい、合わない、弾けない!」と焦っているうちに練習が終わってしまうという恐ろしいことに。
たとえば、5プルート目の自分の席だと、チェロ後方の音とコントラバスの音ばかりが生々しく聞こえてきて、バイオリンの音がほとんど届いてこない。管楽器はなんとか聞こえるが、ティンパニの音も遠い。
さらにコワイのが、休みの後の入りが、正しいかどうか耳でモニターできない。「あれ? 聞こえないけどみんな弾いてるのかな?」と思ってビオラトップを見ると、ちゃんと弓は動いているのでどうやら間違っていないらしいと安心して続きを弾くが、その一瞬の迷いのせいで曲に乗り遅れる。
日頃、周りから聞こえてくる音を頼りに自分の立ち位置が合っているかどうかを確認しているので、音の聞こえ具合がこれほどまでに変わってしまうと、いつもと違う響きに戸惑ってしまって、落ちてしまった箇所がたくさん。

こんな状況なので、オーケストラ全体としても合うはずがなく、まあ、玉砕だった。次回、本番前日リハで久しぶりの指揮者氏登場となるのだが、その時も同じホール、反響板なしで演奏する。今度はまわりが聞こえないことを前提に、自分を信じる力を発動させる時かも。そのためには、曲の聞き込みをきちんとやって楽譜とスコアに書き込みをし、楽器の弾き込みをする必要がある。演奏しづらいホールできちんとできれば、本番のホールでは楽勝なはず。

「努力は人を裏切るものと心得よ」は、かの水木しげる氏による有名な言葉だけど、小田さんの「練習は裏切らない」も嘘じゃないですからね。
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