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びおら弾きの微妙にズレた日々

「RD 潜脳調査室」♯18・19

18「ジュタの森」ion
19「巡る雫」ichor

この2話は続き物だったので、まとめて感想。
結論から先に言っちゃうと、自然の力がメタルに干渉してくるという話。それを調べるために波留たちがジャングルの奥地へ踏み込んだ。しかし、ノイズがひどくて電脳を持つ波留やソウタは具合が良くないし、ホロンにいたっては身体制御がきかなくなるというアクシデントに見舞われる。
逆にミナモと現地ガイドの女性は元気そのもの。
で、最後に森のメタルに潜って森による浄化を手伝うという、一番いいところを持っていくのは波留なんだなぁ。主人公なんだから仕方ないか。

地球律の核心に近づきつつも、珍しく脚本的に?な点が目立った回なので、以下はちょっと辛口。


生の自然に親近感を抱くのは決して悪いことではないが、今回はちょっと舌足らずの感がある。恵みばかりを強調して暴力性に触れなさすぎ。

舞台となった無人島は、森の力が強すぎて集落があっという間に木々に飲み込まれるほどなのに、それに対して、メンバーの誰もが驚きこそすれ、恐怖を覚えないのは不自然に思える。
それにあんなに深い森の中で野宿するなら、虫や野生動物に対する予防線が必要なはずだが……。ただし、後編で森には野生動物がほとんど居ないということがわかるので、まあ、それはそれでいいか。でも巨大カブトムシがうじゃうじゃいるということは、不快な昆虫も多数いるはずで、テントの中で快眠というわけにはいかなさそうなのに。
何もかもが完全にコントロールされた人口島で暮らすせいで、自然に対する畏怖が麻痺してしまったのだろうか。
ただし、ミナモは例外。彼女は野生児ゆえ、精神的には人間より自然の側についているものと思われ。なにしろ、巨大カブトムシを素手でむんずと掴み、ソウタに突きつけているぐらいだから(笑)

途中、具合の悪くなったホロンをソウタが見守り、そばに寄りそうシーンがあるのだが、動かないホロンはまるで「人形」そのもの。ソウタは人形に魂が宿るのを待っているかのように見えた。

結局森から発せられるノイズの元は、過去に島周辺にばら撒かれた気象分子(天気をコントロールするナノマシンらしい)と自然の力が干渉しあった結果、生じたものだという。しかも気象分子は異物と認識され、森にとって浄化の対象になったらしい。森は、雨と雨水を吸い上げた木々の力で大気を浄化するというが、これは某M崎アニメそのまんまだ。もう少しひねれなかったものか。
とにかく、森のメタル(ありえないメタルに思えたが、気象分子を通じて森の意識がメタルを形成したという解釈を見かけた)にダイブした波留がかかわることで浄化は一気に促進されて気象分子は洗い流され、森もその場にいた人間も、アンドロイドさえも浄化され、パワーを与えられる。

で、波留さん、とうとう立ちました。
木の幹に背中を預けて。(これはたぶん確信犯<「ク○ラが立った!」)
しかし、50年も寝たきりで体中の筋肉が退化しているはずなのにどうして気合だけで立てる? もちろん、ミナモの顔に止まったアブの件以来、波留がひっそり筋トレを開始していたとすれば話はわかるが。

さてさて、残りはあと5話。いったい、話のオチはどこにつくのか。
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