まさかの最終巻。これまでのペースだとあと2巻分はかかると思っていたが、作者がいい加減飽きてきたのか?(苦笑)
瞬く間にすべて収まるべきところに収まってしまった。(T_T)
以下バリバリのネタバレコーナー
面白かったのは前半のセラスvsベアウルフ編までかな。セラスの戦いはよかった。その後はいかにも「風呂敷をたたみますよー」的な駆け足の筋運び。
大佐、最終兵器としてシュレディンガーの猫を持ち出すとはねぇ。いくらアーカードが不死だからってそりゃずるい。
死神執事、最後はきちんと彼らしく終わってくれた。彼は最後までヘルシング家の執事だった。少年の姿は確かに悪くないが、やはり年を経た本来の姿がいい。
年を経たといえば、インテグラは年を取るほど精悍になっていく。非常に彼女らしい。セラスはアーカードの留守を守って立派なドラキュラになってるし。
このコミック、最初は独特のセンスと格好良さに惹かれて読み始めたのだが、老いを美しいとさえ思わせてくれるとは思わなかった。スプラッタな場面がものすごく多いけど。重んじられるは、追い詰められ血みどろになりながらも決してあきらめない鉄の意志。実に読み応えのあるコミックだったな。
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