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びおら弾きの微妙にズレた日々

ブラックジャック映画版

二人の黒い医者

今ごろですが、DVDを借りてきて夜中にPCでひっそりと観ました。そんなにアヤシイ内容ではないんですが、子供たちといっしょに見るには少々渋すぎたかと。
個人的には、BJとキリコが軽口をたたき合うラストシーンが好きですねぇ。
メインのストーリーは、大手の製薬会社が裏でこっそりと新型ウィルス&ワクチンを開発し、一儲けしようとしていたところ、BJが行きがかり上(←ここ重要/笑)阻止することになるという話。

ただ、本題に入るまでの前振りとしてのエピソードが、細切れにいくつもつなげてあるので、クライマックスに向かって上手いこと気持ちが盛り上がらない。
エピソードそのものは良いんですよ。せっかく救った患者が退院の日に自動車事故で亡くなってしまった話、キリコとの再会、蝉丸との再会、寿命とはいえ、急死してしまった刀鍛治の話。どれも医療の限界を示すエピソードで、BJが思い悩む姿にしみじみさせられる。
その後、生物実験をしていた孤島に連れ去られ、新型ウィルスと戦うということになるのだけど、ここに来るまでの流れがぶつぶつ切れていてノリが悪いんだな。いっそ島に連れ去られるところから始めたほうが面白かったかもと思ったりする。ラスボスの正体については、結構早くから予想がついていたけど、子供向けにはなかなか印象的な仕掛けになっているんじゃないだろうか。

まあ、それはさておき、キリコがたっぷり登場したのは嬉しかった。戦場で何を見てきたかをはっきり語ってくれたし。そりゃ、戦場じゃ安楽死が歓迎されるでしょうよ。
BJとキリコは、人を救いたいと思いつつも価値観が全く逆転しているところがいいのね。人の生を、強い人間と弱い人間の両方から照らし出すことができて。(キリコは、根が凄く優しくて同時に弱さも持っているように見えるので。BJの精神的な強さは言うまでもない)

ただ、BJと対立するはずの彼がなんだかんだといってBJの手助けをしているのがちょっと引っかかった。彼にはあくまでもBJとはクールに距離を取っていて欲しかった。BJを例の装置とつなげた時には彼の思惑がわかってしまったもんね。
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