21-12「オーロラの彼方に」
これは、何ともコメントをつけがたい話で……。(だってありえない状況があれこれと。←普段着で冬山を歩くBJとか、心臓を切った後、すぐに目覚めて翌朝(?)にはスノーモービルで運ばれていく紅蜥蜴とか)
でも、ひとついい台詞があったな。
たとえ、自分を暗殺しに追いかけてきた相手であっても、怪我をすれば救ってしまう。医者ってそういうものなんですね。怪我人・病人を見たら助けなくてはいけない。
で、BJは紅蜥蜴の命を救う羽目になって、ピノコはそのことに文句をつける。するとBJは傷ついた紅蜥蜴の心臓を指して言う。
「心臓が、『生きたい』って必死で動いている」
ピノコはその心臓を見てすべて納得する。その表情が秀逸。
本来、命とは、そういうものなんだなあと、ちょっと感動した。人間世界の思惑とか義理とか義務とか、そういうしがらみとは無関係に、生命は、この世に誕生したからには生きつづけたいという意志を持つ。
(逆に、死もそういうものだと思う。人間の都合のためだけに、無理やり死から遠ざけられている命は不自然きわまりないのかもしれない。)
今後、BJと紅蜥蜴のからみはどうなっていくのか、楽しみのような恐いような。
PR
COMMENT