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びおら弾きの微妙にズレた日々(再)

音楽・アート(たまにアニメ)に関わる由無し事を地層のように積み上げてきたブログです。

   

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鋼の

錬金術師、映画版をレンタルしてきました。
副題「シャンバラへ征く者」

見終わった感想は、TV版の後始末話と言えなくもないかなーという感じ。
戦隊ものの映画バージョンだと、それだけのために事件を作ったり、うまいこと主人公たちを異世界に連れ出したりするのですが、鋼の場合は、まさに最終回直後から話が出発しますものねー。
第二次大戦直前のワイマール共和国に舞台を置くこと、さらにクライマックスを1933年の11月8日にぶつけるのは面白かったけど、でも、実在の歴史を使って「もしも」をやってしまうのはあまり趣味じゃないな。
たぶん、製作者側としては「どこの世界にいっても戦争は個人の意思と無関係に起きてしまう。でも、世界と個人はつながっている」ていうことだったのだろうけど。

話の途中で、結構重要なキャラが死んでしまったりしますが、ラストはとにかく兄弟一緒になれて良かった。めでたさは半分ぐらいですかね。

なんでめでたさが半分ぐらいかというと、まずは父があっけなく逝ってしまうんですよ!! 「光のホーエンハイム」が! もー、あれだけ気を持たせておいて! いくら過去の罪がどうこうとはいえ、死んだら世界が元通りになるってわけではなかろうに。しかも、竜になってしまったとはいえ、生き返らせた息子に殺させるという残酷さ。 いえ、話の中では、ホーエンハイムが人柱になる理由はそろっているんです。でも、どこか納得いかない。(T_T)。

次、エドがやってきた1933年のミュンヘンに、向こうの登場人物のそっくりさんが大量に登場すること。パラレルワールドだから、こっちと向こうでよく似た人間が全然違う生活を送っている、という設定なんだけど、でも、なんで大総統がノンポリを装う映画監督で、しかもナ×チス党の進出を食い止める役回りなんだ??
まあ、確かに夢と現実云々という演説は興味深かったけど。私的には、せめてヒト×ー役で出て欲しかった。

それから、これが一番納得行かないのだけど、どうして兄弟二人だけが、「扉の向こう側」の世界で暮らすことにして、それで終わりなんだろう。ウィンリィがあまりに気の毒で。(T_T)×2
本人たちにとっては、しがらみのない世界で、しかも兄弟が生身でそろって、人生やり直すことができるんだから、あれでいいかもしれないけど……。 でもでも、二人揃って扉のこちら側、というわけにはいかなかったのかな。あ、そうしたら、アルの身体の代償がいるってわけね。

どうもすっきりしない結末なのでした。
いいや、コミック本編に期待しよっと。
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