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びおら弾きの微妙にズレた日々(再)

音楽・アート(たまにアニメ)に関わる由無し事を地層のように積み上げてきたブログです。

   

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明治村でお宝さがし(後編)

品川灯台
さてさて、3つのレベルが用意されていたお宝捜し、張り切っていきなり隊長コース(上級者レベル)を選択。
暗号が指し示す場所へゆき、お宝ゲットのためのヒントを集めるのだが、なかなか凝っていて、正解がわからず園内をくるくると歩きまわる羽目に。
苦労の末に解答を見つけ出し、受付にもってゆくと、くじを引かされて、当たったのが3等のメモ帳。うーん。でもこれは、謎を解く過程そのものがご褒美なのね。
最短2時間と聞いていた謎解きが4時間になったのは、歩きまわり+気になる建造物に出入りしていたため。最近洋風の建築物にはものすごく心惹かれるものがあるのだ。意外なところで軍艦島の歴史が展示されているし。
(一番楽しみにしていた漱石の家は、なんと映画ロケに使用されていて立ち入り禁止。残念)
移動手段として、レトロなデザインの市バスや市電、それにちゃんと石炭で走る蒸気機関車があるので、それを使えば楽なのだろうが、交通費(?)をけちってひたすら歩く。起伏や階段が多く、なかなかいい運動になった。

そしてヨーロッパ式生活スタイルを見る中で、意外な事実を発見。ただし、ここから先、食事中の方はお控えくださいまし。

ある洋館で「明治の厠展」なるものが開かれていて、これは子どもが好きなネタなので、とりあえず足を踏み入れてみた。すると、使用するのがもったいないほど綺麗に装飾をほどこされた陶製の便器が並んでいる。「何も知らなかったら花を生けそうだね」なんて笑っていたのは序の口。
隣の部屋には、水差し&洗面器が展示されていて(朝の身づくろい用品ですな)その横には揃いの花柄模様で、特大コーヒーカップのような陶製の蓋つき陶器がある。これはおまる。子どものトレーニング用のあれではなく、夜中に催した時に使う、れっきとした大人用。
これは目からウロコだった。思えば、ヨーロッパの都市生活では下水が完備する以前、用足しはおまるで、というのが普通だったのだ。屋外にトイレができてからも、夜中に外に出るのは大変なのでやはり屋内で……ということになる。それで臭いものにはふたを、とよく言うように、おまるは美しい壷の形になり、クローゼットやキャビネットの中に品よく納まるようになったとかならないとか。
もしも、ヨーロッパの古いホテルで同様の入れ物を見かけたときには、間違っても盛り付け用のボウルとか、スープ入れにしないように。(笑)

床に落ちたステンドグラスの影
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無題

  • by めりる
  • 2008/04/01(Tue)17:30
  • Edit
ヨーロッパ事情に反応してしまいました。(^^ゞ)
「ベルリン1919」にもおまるの描写がありましたね。
昔のフランスのパリは特にひどくて、高層アパート(といっても3階建てくらいかな)住まいの庶民はおまるに用を足すのが普通で、そして使用後はその中身を窓からぶちまけるのも普通でした。そのときは窓から「今からぶちまけますよー」と下の通行人に知らせるのがマナー。さらには道路に下水道が無いので、道はそれはもう悲惨な状況に。みんな散らばる●◎を避けて飛び飛びに歩いていたそうです。馬車がそばを通ろうものなら引っかけられる事間違いなし。

パリを漂うあまりの異臭に、パリのど真ん中のルーブル宮殿(今の美術館♪)に住んでいたルイ十四世は嫌気が差して、ベルサイユに引っ越した・・・というのが真相らしいです。んでベルサイユ宮殿の売り物の一つが水洗便所完備!だったのですが、配管が細かったせいかすぐに詰まってしまって、使われることはなかったとか。で貴族の皆さまは階段や廊下のすみっことか、あの広大な庭園で用を足していたそうです。(ーー;)
おフランスで香水が発達したのもこーゆー事情があったせいですねぇ。

ポンペイの遺跡(ローマ時代)の水洗便所のほうがよほど機能的かつ実用的だった気がします。実際に見たわけじゃないですがvv こうして考えると、日本てやはり衛生観念に関しては西洋より意識が高かった気がします。湿度が全然違うから一概には比較できませんが。

変なコメントですみません!まずかったら削除してください。
明治村、面白そうですね。またそちらにも行きたいです。万博も懐かしいー。まぼろしの生命体捕獲ニュース笑いましたよ♪

Re:無題

  • by O-bake
  • 2008/04/01 22:25
をを、ヨーロッパ都市のトイレ事情の解説ありがとうございます。
パリの貴婦人がハイヒールを履いていたのは、そういう事情があったからだと、小耳にはさんだ記憶があります。
>「今からぶちまけますよー」と下の通行人に知らせるのがマナー。
これは笑いました。知らせる以前に、ぶちまけないのがマナーではないかと大和撫子(大嘘)の管理人は思うのですが。

中世から発達したかの地の都市は、早くから人口過密よる問題を抱えていたとか。トイレもそのひとつだったんですね。ローマ式にちゃんと下水を完備すればよかったものを、王様も教会も誰も手をつけなかったようで。

明治村はテーマパークというより博物館ですね。アミューズメントとしての魅力は今ひとつですが、資料的価値は高いです。機会がありましたらぜひお立ち寄りくださいませ。

まぼろしの生命体<反応ありがとうございます。今年のエイプリルフールは脱力系を狙ってみました。(^.^)

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