GW2日目、天気に恵まれたのでふらりと豊田市美術館へ行ってみた。
折しもデトロイト美術館展で大賑わいしており、チケット売り場には行列ができていた。残念ながらこの日は時間がなかったので、展覧会は後日にゆずり、外回りを散歩することにした。新緑が見事なこの季節、景色をながめるだけでも十分楽しいが、ちょうど前庭では「ミュージアム グリーン マーケット」開催中で、ぶらぶら歩き回るにはもってこいだった。
4/29~5/5(5/2のぞく)に開催されている「MUSEUM green MARKET」のコンセプトは「丁寧につくるヒトと丁寧に暮らすヒトが出会う6日間」ということで、出店しているのは、食べ物の屋台のほか、手作りアクセサリーや衣服の店(というかテント)など。いわゆるクリエイターさんが作品を発表&販売に来ましたよ、という感じで、ユニークで可愛いものが多く、自分も娘も財布のヒモを引き締めるのが大変だった。誘惑に負けたのは唯一、フレッシュな夏みかんスカッシュ。娘に買ってやったのを一口味見させてもらったが、これは買って後悔しない美味しさだった。
グリーンマーケットのもう一つの目玉が「奏でる」。期間中、3組のアーティストが演奏しに来る。
その日は、アイリッシュバンド。メンバーは三人で、バイオリン、ギター、それにフルート。1時間に1回ずつミニコンサートを開いており、お代は投げ銭制。
へぇ、投げ銭とは強気な、と思って通り過ぎてしばらくすると、ミニコンサートが始まり、思わず耳を傾けた。なんだかとてもアイリッシュなノリの音がする。音の響きがプロっぽい。いやいや、プロだからこういう場所に来ているわけだが、本来はちゃんとしたホールでそれなりの入場料を払って聞くべきレベルの音楽に聞こえる。最初は店を回りながら聞いていたが、それではどうももったいない気がして、最後の方は、正面まで行って聞いた。やはり上手いので、たくさん拍手をした。一人が熱心に拍手をすれば、まわりも釣られる。そうしたら、アンコール曲が出てきてとても得した気分になった。
ラストの曲の最中にバンドの宣伝チラシが配られた。バンド名は「crafchord」という。メンバーの名前を見た。その道の有名人だった。さてさて、投げ銭の金額をいくらにしたらいいものか……。
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