↓の記事の続き。
さて、「サツキとメイの家」の次は、日本庭園を横切って「森の学舎(まなびや)」へ。万博後期に人気が出たという、森のガイドツアーが復活したので、申し込んでみる。
ツアーは1キロ程度の道のりを、インタープリター(=ガイド)の説明を聞きつつ、ちょっとしたネイチャーゲームをしながら山の中を歩くというもの。
この日の目玉は桜。ではなく、美しい黄緑色の新芽。コナラやソヨゴなど、落葉樹の枝には小さなやわらかい葉が芽吹き始めていた。
それからドングリ。見学者を二グループに分け、陣地を決めてその中に決められた数のドングリを隠し、互いに相手陣地のドングリを探し当てる遊び。これは、山に住む赤ネズミの習性を真似したゲームで、結局何が目的かというと、秋にネズミが冬の食料として落ち葉の下に貯めこんだものの、発掘し忘れたドングリが翌年の春に芽吹くという話。ドングリは地表に落ちただけではなかなか根付かない。それをネズミが落ち葉の下や土の中に貯蔵することで発芽しやすくなるという。つまり、一種の共生関係が成り立っているわけだ。
そういえば、メイとトトロを結んだきっかけもドングリだったな。
ツアーの後は、再び日本庭園を横切り(途中、小川で子ども達を遊ばせていたら、管理人のおじさんに怒られた -_-;)、もう一つの散策道へ。こちらもかつて万博でガイドツアーをやっていたルートだが、今はガイドなし、自由に歩ける。空気がとても心地よい。
散策道をぬけると、こんどは温水プール&スケートリンクの横に広がる芝生広場に出る。万博の時には巨大スクリーンとステージがあった大広場。ちなみにここは人工芝。子供たちは靴と靴下を脱いで走り回る。鬼ごっこやらフリスビーをしているうちに、時間切れ。
それにしてもこの日は良く歩いた。駐車場からサツキとメイの家までは、1キロ近くある。それから寄り道しつつ北と南の散策道を歩き、芝生広場に寄って帰ってきたのだから、日ごろ座ってPCを叩いている身には、いい運動だ。
そして何より嬉しかったのは、万博の名残がそこかしこに残っていること。見た目はずい分変わってしまったが、あの広さと森の空気が懐かしかった。次は温水プールを攻略か?
コイの池から見た元グローバルハウス。別名冷凍マンマス館?
左側がスケート場に、右は温水プールに戻った。
(上下どちらの写真もクリックで拡大)
同じくコイの池から反対側を見たところ。
こっちには大地の塔と長久手日本館があった。
三日月の上半分のようなモニュメントがその名残。
右手奥に見える丸い建物は、恐らくグローバルコモン6にあった中華料理レストランのその後。
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