お盆の時期にやってきたオカヤドカリ、なかなか愛嬌があって可愛いヤツなので、写真にでも撮って……と思っていたら、潜りやがりました。どうやら脱皮と思われる長潜り。
オカヤドカリの参考サイトは、こちらを活用させてもらってます。
ハートミットクラブ←正統派&大御所なオカヤドカリサイト。
偏屈の洞窟←ちょっと斜めな飼育記録が非常に楽しい。オカヤドカリの他に海ヤドカリや金魚の記事も盛りだくさん。
きちんと、砂も隠れ家も水浴び場も宿替え用の貝殻も用意してやったのに、うちにきたヤドカリは食欲が今ひとつ。ヤドカリは基本的に雑食(別名・海辺の掃除屋)なので、野菜の切れ端や残り物のご飯など、喜んで食べるだろうと思ったのに、あま食べる気配がない。レタスの端っこをちょっとつまんだかな? という程度。市販の「ヤドカリランチ」も今ひとつ反応が悪い。
そのかわり、飾りとして入れておいた細長い巻貝の端っこがギザギザに削れていた。ヤドカリは貝殻をも食べるのか??
そして数日後。ヤドカリは突然砂を掘り始めた。そうか、潜りたいのか、それならもう少し砂を厚く敷かなくては、と農協のペットコーナーで中目の川砂を買う。(本当はサンゴ砂が一番いいらしいが、お財布が/涙)
砂を追加してやった翌朝、水槽をのぞくと、ヤドカリの姿がどこにも見えない。しかし、カリカリサクサクと音はする。隠れ家にしている土管の横の砂がわずかに盛り上がっている。ヤドカリは砂の中へ潜っていったのだった。それから一週間たっても出てこない。
調べて見ると、ヤドカリが潜るのは、1.ただのお遊び 2.寒いので砂中に避難 3.脱皮のため ということらしい。1の場合は2~3日ぐらいでまた出てくるようだし、今の季節を考えると2はありえない。たぶん3だろう。潜る前にはせっせとカルシウムを補給していたようだし。とにかく成功を祈る。なにしろ、ヤドカリ死因のトップは脱皮失敗だそうだから。
どんな甲殻類にしても、脱皮は命がけの作業には違いないが、オカヤドカリは特に慎重派で、脱皮をするときは砂にもぐって部屋を作り、そこで脱ぐ。さらにしばらくは、脱いだ殻を食べて飢えをしのぎつつ、体が充分硬くなるまで待つらしい。それで、短くても一週間、長いと1ヶ月近く砂に潜って過ごすことになる。
娘は毎日水槽をのぞいては「ヤドカリ、まだかな~」とつぶやいている。
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