今年の螢のシーズンは例年よりやや遅れて、梅雨に入ってからが見ごろ。
今週中が一番綺麗だと思われる。
我が家では6月に入ってから週に2回ぐらいの割合で「夜の散歩」と言いつつホタルを見に歩き回っている。
たくさん発生する場所はだいたい決まっているのだが、それでも年によって大ヒットの場所が変わってくる。去年はあんなに綺麗だったのに今年はイマイチとか、昨年まではほとんどホタルの見られなかった用水路に今年は何匹も発見したり、たまに道端で寝そべっているヘビと遭遇したり。(あれはマムシだったのかシマヘビだったのか…)
昨晩は、そろそろホタルの乱舞が見られるだろうと期待し、8時過ぎに子供たちをひきつれて夜の散歩にでかけた。すると、近所の高校生と出くわした。
彼はうちの娘が一年生だったときに通学班の班長をしていた子だ。小さい子が好きで、今でも近所の悪ガキたちの相手をしてくれる。
ちょうど学校から帰ってきたところのようで、自転車を引っ張りながら何となく合流していっしょにホタルを見に行くことになった。
この彼がしゃべるしゃべる。うちのおチビたちはホタルが見たいあまり、ほとんど話相手をしないので、私が一手に聞き役を務めることになった。
高校では吹奏楽部に入ってパーカッションをやっているそうで、そのうちサックスがやりたいとエレキベースを弾きたいとか語りだし、話はとても面白かったが、肝心のホタルが落ち着いて見られない。せっかくあちこちで可憐に舞っているのに(苦笑)。
それに、一緒に歩いた40分の間に5,6回は携帯にメールが入る。(本人は、すぐに返事を返さないと大変だと鬱陶しそうにしていたが) 今の若い子ってそうなのかーと、結局ホタルよりも人を興味深く観察してしまったのだった。
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