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びおら弾きの微妙にズレた日々

室内楽の面白さ

週が明けて落ち着いたところで、あらためて室内楽の感想など。

今回弾いたのはモーツァルトのクラリネット五重奏から、1楽章のみ。
後期の曲のせいか、饒舌さは影をひそめて、無駄のない透明な響きが魅力。
そして、フレーズの切れ目が小節のど真ん中という恐ろしさ。聞いているとごく自然に切り替わっているのに、楽譜を見てあらびっくり、「こんなところで切れてるのね」
例えば4拍子のリズムの中で、2拍目までがフォルテで、3拍目からはいきなりピアノになっていたりする。これは3拍目から新しいフレーズが始まっているから。
さすがに天才は曲の作り方も自由闊達。

ほとんど初めて挑戦した五重奏は細かいことを抜きにすれば、結構楽しい体験ではなかったかと思う。
隣のバイオリンやチェロとぴったり息が合ってリズムを刻めたり、逆に裏打ちで入れた合いの手がきれいに決まったり、フレーズの終わりで、全員そろってカッコよく決めることができたり。
中間部の見せ場部分、細かいアルペジオを1stバイオリンからチェロまで次々とつないでゆくところは、非常にスリリングだった。これは水が流れてゆくようになめらかに華やかに弾けるのが理想で、どの程度上手くいったのかは客席にいた人しかわからないが、そういう場面を弾けるのが楽しかった。
残念なのは、メンバー全員がそろって演奏できたのが、本番当日のみだったということ。もう少し何度も合わせれば、互いにもう少し聞きあう余裕が出て来るし、楽しみながら弾けるんだけど。

どうやら、来年は本気でブラームスのクラ5を演るらしい。昨日の合奏の合間に、1stバイオリンを担当していたAちゃんが来て「これ、原譜のまま渡していい? それともコピーとろうか?」と楽譜を差し出した。
うーん、1年がかりで仕上げるのか。気の長い話だけど、そのぐらいしないと無理だろう。なにしろ、あのブラームスだから。
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