日常の雑事をすませて、やっと落ち着けるこの時間、ひっそりとビオラの奏でるエレジーに耳を傾ける。
Kim Kashkashian のビオラによるエレジー集。
ブリテンや、グラズノフなど、主に近現代の作曲家による小品が納められている。
曲と同じくらい気に入っているのがジャケットデザイン。
白いキャンバスの真ん中に、上から下へと雨だれのように流れる傷がひとすじ。
それだけ。
でも、恋の傷ってまさにこんなイメージ。
ここのライフログに載せようとしたら、悲しいかな、画像データがなかった。
甘すぎないビオラの音は、失った恋を歌うのにぴったり。
人の声に近い音で流れるメロディは、言葉を持たない歌のようで、すっと心に寄り添う感じがする。
そういえば、このCDは遙か昔に、誕生日のプレゼントとしてもらったものだった。
あまり関係ないけど、クリムトの「接吻」の1000ピースパズルも、やはり誕生日にもらったことがある。
これには後で変なエピソードがくっつくのだけど、それはいつかまた。
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