先日、レンタルビデオ店で子供用のビデオを借りたついでにクラシックCDをレンタル。
春が近いから、というわけでもないが、ベートーベンのVnソナタ「スプリング」と「クロイツェル」が入ったものをレンタルした。
パソコンのCDドライブに入れ、イヤホンをつないでガンガン聴いている。
モニター付属のスピーカーでは、どうしようもなくしょぼい音しかでないので、イヤホンの方がよっぽどまし。
ソナタや室内楽を聴く分には悪くない。さすがにダイナミクスの激しいオーケストラを聴こうという気にはならないが。
クロイツェルは本当にしい。
バイオリンとピアノが互角に張り合っているところがとても好きだ。
バイオリンソナタというと、バイオリンが主役でピアノは伴奏というイメージがあるけれど、決してそうではない。
特にベートーベンの場合はそうだ。
二つの楽器がまったく対等の立場で、ある時は対立し、あるときは同調しつつ、音楽をつむいでゆく。規模は小さいが、交響曲を聴いているような面白さがある。
また、見方を変えれば、二人の人間が語り合っているようなおもむきもある。
トルストイが、この曲に刺激されて同名の小説を書いているが、それもなるほどと思う。
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