昨日の日曜日も、第九の練習。夜の時間帯だったので、夕食を早めに作っておいて子どもたちには留守番をさせた。
練習場所の開場が18時、音出し(=練習開始)が19時となっていたので、18時30分ぐらいに到着すればいいやと思ってその通りにしたら、すでに練習場からは、ロザムンデ序曲の弦分奏が聞こえる?! 冷や汗たらり。
実態は、時間がもったいないので、その場にいるメンバーだけで、「予習」をしておこうという話になっていたらしい。私だけでなく、あとから来た団員さんもびっくりしていた。熱が入っているなぁ。
予定時刻より少し早めに指揮者が到着して、本物の練習開始。メニューはロザムンデ序曲、第九の1~3楽章の途中まで。
この日は、プロのエキストラ奏者(Mフィルの方だとか)とプルートを組むことになった。なかなか精力的な女性の方で、演奏が始まると空気がぴーんと張り詰め、音楽に集中しているのがよくわかる。体全体で音楽を奏でている雰囲気が、いかにもプロだと思わせる。
その緊張感は隣にいる自分にもびしびし伝染してくるわけで、ちょっとでも音の出だしがずれたり、ピッチがずれたりすると、ものすごく目立つ。それが嫌で、自分も自然と正しい音、正しいリズム、正しい表情付けをするのに必死になる。(特にロザムンデの序奏に一番気をつかった。拍の頭が休符になっている3連符ってキライ)
ふだん、お気楽に弾いているので、こんなに集中した演奏は久しぶりかもしれない。その熱はオケ全体が持っていたようで、指揮者は「まるで本番前リハーサルと同じくらい迫力があるよ」とびっくりしていた。
プロの方からは、合奏の最中にも身振り手振りを交えたアドバイスがたっぷり。ボウイングがトップと違っていれば、素早くチェックを入れるし、音の雰囲気とか、長さが適切かどうかなど見てもらえた。まるでレッスン中の先生と生徒。
こんなに丁寧にみてもらっていいのかなーと、それこそ気楽に考えていたら、どうやら団員と勘違いされてたらしいと、練習後に判明。
すみません。タダでレッスン受けちゃいました。でも、本番もこの方とプルートを組むので、学べるものはどんどん吸収させていただくつもり。
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