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びおら弾きの微妙にズレた日々

Valse Triste (悲しきワルツ)

先日、某サイト様で、キリ番の記念品としてCDをいただいた。
その中にシベリウスの「悲しきワルツ」が入っていて、これが管理人の大好きな曲だったりする。

このワルツには物語があって、ある青年が死の床についている母を看病している。青年がうたた寝している間に死神がやってきて、母は死神を自分の夫と間違えて一緒にワルツを踊る。青年が目覚めてみると、母は亡くなっていたという話である。

管理人が背景の物語を知ったのはつい最近で、曲そのものは学生の頃から好きだった。演奏会のアンコールでぜひ弾いてみたかったが、いかんせん当時は指揮者の趣向によりハンガリア舞曲ばかりで……。
シベリウスの小品のなかで、悲しきワルツと並んで好きなのがトゥオネラの白鳥。これはコーラングレイ(またはイングリッシュホルン)の音色が何とも素敵で、北国の湖で、青い水面をただよう一羽の白鳥の姿がいやでも浮かんでくる。

伝説に基づいた壮大な組曲をいくつも書いているシベリウスだが、小品は透明感と哀愁が見事に混じり合って、やはり天才は何を書いても素晴らしいのかとうなってしまうのだった。

読み終わったあとに「悲しきワルツ」がBGMとしてぴったりな、そんな物語を書いてみたいと密かな野望をいだいているのはここだけの話。
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