昨日は3度目のミカリン先生来団日♪
練習はペールギュント→マラ5・5楽章→2楽書ときて、ああもうへろへろと思ったところに、シメは3楽章の最後の1ページ。先生は「最後にスッキリしましょう」とおっしゃっていたけど、それは先生的にスッキリ?と心の中で突っ込みを入れたくなったのはここだけの話。弦楽器のメンバーは最後のトドメをさされたんではないかしら(^_^;)
今回は少しずつ曲がわかってきたところで(音程がまだまだだけども/汗)、スピードについてゆく練習が混じった。
難所にさしかかると、最初は音の並びやリズムを正確に把握するためにゆっくりと、それがクリアできると徐々にスピードを上げていって本番並みの速さに。当然指が回らないのだけど、回らないなりに無理矢理ついてゆこうとすると、スピード感が身につくわけ。先に速度感覚を身につけておいて細かいところは後で調整する、というやり方。
難しいところをクリアする練習の方法としては、これなら確実に弾ける、というスピードを毎日の練習の中で少しずつ上げてゆくのが王道だけど、コレばかりに頼っていると、目的の速度に到達するまでに時間がかかりすぎることもある。フィナーレなんかによく登場する熱狂的なスピード感に対応するには、普通に1,2、1,2と数えるのとは別のテンポ感が必要なのね。
団の状態に応じて色んなトレーニング方法を使い分ける先生の手際にはいつも惚れ惚れ。今回、特に思ったのだけど、先生の要求は、こっちが本気で全力で取り組んでようやくできるかできないか、ギリギリのラインであり、それに必死に食いついて行くうちに自然と実力がついてゆくのだろうなと思わせる絶妙さ。だから拙いうちはハードルを低く、上手くなれば相応に要求レベルも上がる、という有り難くも鬼のような練習なのだ。
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