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びおら弾きの微妙にズレた日々

PTAとハサミは使いよう

先週の土曜日、中学校のPTA委員会があって出かけてきた。1年の活動をとりまとめて報告するための集まりだった。これでPTA地区委員および広報部員としてのお仕事はすべて終了。

昨年度の12月に「地区委員をお願いできませんか」と電話がかかってきて、自宅警備員という仕事柄、時間に自由がきくので「はい引き受けますよ」と二つ返事で答えて先方を大喜びさせてから1年ちょっと。なかなか楽しかったですよ? 

巷でうわさ話を聞く限り、まるで粗大ゴミのような扱いを受けているPTA活動だけども、きちんと機能していればなかなか使える組織であります。
先日の委員会ででた反省や感想は、「楽しく活動できた」「効率良く作業ができた」「子どもの様子を間近で見れて良かった」「地域と家庭と学校が協力しあう場が作れてよかった」などなど、プラス面の評価が多く、一般の保護者に対して行ったアンケートでも、PTA主催の教養講座(今年度はプリザーブドフラワー教室を開いたり、劇団四季を見に行ったりした)や広報部の作る広報誌を楽しみにしてくれる割合が高かったり、やはりPTA主催で行う校内の草刈り作業の参加率も高かった。
印象としては「面倒だけどねぇ、仕方ないねぇ、まあ面白いけどね」という感じ。家庭と学校がうまくつなかっているということは、子どもたちにもよい影響が行くわけで。おかげさまで娘達の中学校は今のところ落ち着いている。

PTA活動は確かに面倒ではあるけど、ヒラの委員である限りは、打ち合わせや行事の手伝いのために学校へ出かける日は年に数回。さすがに役員さんになると打ち合わせの数はひと月に2回とかに増えるし、参加する行事の数も増えるので大変。
だけども、うちの学区の場合は子どもを入れた以上1度はやらなくてはいけないと腹をくくっている人が多いし、一度役が決まってしまうと、たいていの人はきちんと仕事をするし、できる人だ。時代に合わない仕組みや制度があれば合理的な方へと直してゆけるし。

もっとも、私のいる地域が少し特殊なのかもしれない。
というのも、うちの近辺は自治組織(町内会の連合組織)が恐ろしく発達していて、「自分たちの地域は自分たちで守る/何とかする」という精神が強い土地柄で、住人同士の結束が強い。町内会の行事は多い上に出席を求められることが多くて、かなり面倒。その一方で、学校に対しても伝統文芸や技能を講師として教えに行ったり、草刈りの手伝いをしたり、登下校時にはパトロール隊が巡回したり……。進学を控えた三年生の面接練習の講師にもなってくれる。地域ぐるみで子どもたちの面倒をみてくれるんですな。時にはじじばば世代に「今時の親はどうなっとるんだ」と叱られることもある。

しがらみが多くて大変な地区ではあるが、実はリターン率が異様に高い。ちゃんとした統計を見たことはないが、この土地の人間は成人していったん都会に出てからもちゃんと戻ってくる。男性は家業を継いだりする関係で、もともと地元に残る率が高いが、女性でも結婚していったん家を出た後、家族をつれて戻ってくるケースが少なからずある。両親と同居することになったり、同居でなくても土地を分けてもらって家を建てて住んだり、あるいは実家に近いところに土地と家を買う、など。なので親子揃って同じ学校の卒業生、なんてざら。保護者同士がすでに同級生だったり、部活の先輩と後輩だったり。良くも悪くも昔のタイプの田舎だ。かといって新しく入ってきた人たちを阻害することはなく、うまく取り込んでしまう。こういう土地柄なので、PTA活動に対してもそっぽを向いてるわけには行かなくなる。

PTAの存在意義とか、加入・非加入の自由とか、いろいろ言われてるけど、上手く機能しているケースを見てしまうとねー、やっぱりあった方がいいと思う。
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