昨日のこと、おおよそ、一ヶ月と半月ぶりにテアトロ管の練習に出席したら、全曲通しの練習だった。とてもハード。
最近練習をサボりすぎて、参加する度に「この楽譜、見るの初めてだったような気がする」状態で、しかも最前列に座ることになり(じっさい、初見の譜面も1つありました)、冷や汗をかきながら、肩には力を入れすぎてガチガチになりながら引くハメになった_| ̄|○
でも、通し練習のおかげで、ようやく正式な曲目と曲順と演奏箇所(カット部分のあるなしなど)がわかり、この時期にやってよかったと思う。
この日は、他団体の本番があったりして、参加者は少なめ。ビオラは4人の出席だったが、マシな方で、中には2人しかいない弦パートもあって、見た目的にちょっと残念だった。全曲通し、面白かったのになあ。
休憩時間に、ビオラパート内でプッチーニの「マノン・レスコー」間奏曲の話題が出て、トップさんが概要を教えてくれた。一言で言えば、魔性の女、ファム・ファタールと彼女に人生を狂わされた男の話だそうで、ああ、なるほど、と思った。というのは、この間奏曲、全体的にロマンチックな雰囲気たっぷりなものの、前半のチェロやビオラのソロのメロディが現代曲のような音の並びなのだ。「魔性の女」と聞いてストンと腑に落ちた。つかみ所がないのにこう、胸をかきむしるような、魔力的な何かが表現されていると思えばまさにその通り。
表現の方向はわかった。
しかし問題がひとつある。ビオラ女子は(あ、男子も)「魔性の女(人たらし)」の真逆を行くタイプが多いということですな。これは全員で「私は女優(俳優)」をやるしか(え?)
と、アホでディープな話に花が咲くビオラパートだけども、こういう多少なりとも突っ込んだ話が演奏曲すべてに関してできると、練習や演奏が楽しくなるのかもしれない。今回はガラコンサートで、多種多様な曲を取り上げるから特にね。
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