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びおら弾きの微妙にズレた日々

イタオペの世界ってどんな色をしてるんだろう?

テアトロ管練習記もいよいよ大詰め。ついに残すは前日リハと本番だけ。
オケの音色はまとまりつつあり、合唱団の声の質もずいぶん進歩した。
あとは、どんな表現をしたいか、また、そのためにはどうすればいいか、を考えるレベルなのかなと思う。

練習場に行く車の中で、ふと思いついて、今回の演奏会のためのデモCDを流してみた(ちなみに、普段は平沢師匠の「Vistoron」だの「救済の技法」などをガンガン鳴らしております)。すると、「ラ・ボエーム」が始まり、車内が一気にイタリアーン! な雰囲気に。もう少し具体的に言うと「人生の機微を知り尽くした大人が、ワイン片手に心を遊ばせている」みたいな空気が一気に広がり、「これがイタオペの世界か!」と開眼したような気持ちになった(気持ちだけ)。
本日の練習は、マエストロではなく、トレーナーのK先生。
毎回、スーツケースに大量のスコアを詰めて登場し、オケと合唱団、歌手のすべてに目配りしつつ、熱くて楽しい練習をつけて下さるK先生。今回も名言がたくさん。

いちばん「スゴい!」と思ったのは、合唱団の各パートと、それぞれ対応して同じ旋律を担当している管楽器のパートをペアで抜き出し、いっしょに歌わせて「音色を近づけましょう」という指示。
人の声をトロンボーンやトランペットに合わせるとは!
もちろん、イメージとしての喩えであり、トロンボーンは教会の楽器、トランペットは神の声、という管弦楽のお約束を利用しつつ、そのイメージに合わせましょうという意味での指示なのだが、こういう視点は、合唱だけ見ていても、逆にオケだけ見ていても絶対に出てこないので、とても新鮮だった。

↑ザ・東海市↑
練習場に隣接する某スーパーの窓より


帰り道にもやはりイタオペのデモCDを聞いた。
やっぱりプロの演奏は違う。何がいちばん違うかといったら、音のライブ感。華やかだったり、重々しかったり、優雅だったり、疾走していたり、息を潜めていたり、さまざまな情景が鮮やかに心に浮かぶ。
「音楽なんざ、聞き手をドキドキワクワクさせてこそナンボのものじゃい」
と言われているような気がした。
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