二週間ぶりのKオケ練習日。
午後と夜間に練習が入っていたが、両方出るのは家庭の事情が許さないので、午後の部だけ出席。指揮者練習かと思ったら、トレーナーによる分奏だった。
練習曲目はシベリウスから1,3楽章(プルート弾きがあってちょっと青ざめた)、ベートーベンのピアノコンチェルト全楽章、そしてメンデルスゾーンのフィンガルの洞窟!
本日の収穫は、余った時間に予定にはなかったが見てもらえたフィンガルの洞窟。自分にとっては、初めての合わせになり、とても助かった上に、久々に燃え(「萌え」とは違う…と思う)を感じた。
この曲は始めてCDを聞いた瞬間から脳内に海の景色が立ち上り、いきなりお気入り曲に入ってしまったのだが、(その時の詳細は
こちら)今日、実際に弾いてみたら、随所にカッコいい場面が出てきて、嬉しくてドキドキしてきた。
シベリウスは良くも悪くも弾きなれてしまい、盛り上がりはするけど新鮮味に欠け、ベートーベンは穏やかで明朗な曲調のせいか、マグマみたいな情熱みたいなものはあまり湧いてこない。
それがフィンガルときたら、鬱々とした雰囲気をもちながら、非常に端正なつくりで、しかも描写力抜群。メンデルスゾーン先生は、B御大のごとく力技で押し切ることなく、あくまでもセンスよく盛り上げ、お洒落に場面転換をする。
しかも、
びおらが活躍するのだ。
スコアのどこをさがしても、これはびおらしかやってません、というメロディが所々に現れる。バイオリンの下支えでもなく、チェロのお飾りでもないのが嬉しい(涙)。
すると、次々とキリのないイン☆ーダーみたく現れる♪をやっつけるのが、快感になってくる。この快感はあの曲に良く似てる。……そう、モルダウだ! ひたすら川の流れを表すアルペジオは目まぐるしく和音が変わって死にそうだったけれど、究めれば快感。今回、びおらの役目は、寄せては返す波を表すことなのだ。(^^)v
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