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びおら弾きの微妙にズレた日々

人生は楽し……くするもの

タイトルはアレですが、テアトロ管弦楽団練習記です。
これまでお世話になってきた愛知祝祭管は、来年「ワルキューレ」を演奏する予定ですが、諸般の事情で今回は下りまして、新しく設立されたオーケストラで弾いてみることにしました。テアトロ管はイタリアオペラ専門の管弦楽+合唱団です。
管理人にとっては、まったく未知の分野ですが、だからこそ足を突っ込んでみたといいますか、もちろんベートーヴェンやブラームスのかっちり構築された世界も好きなのですが、最近歌付きのシンフォニーをいくつか演奏してきて、歌に合わせるオケも面白いかもしれないと思い始めたわけです。設立されたばかりで、何もかも手探り状態ですが、少しずついろんなことが組み上がってゆく過程をいっしょに楽しめるとよいなあと思っています。
で、今日の練習の話を。

本日はテアトロ管としては三回目のオケ練習。午後からは合唱隊やソリストも加わる。椿姫、ドン・カルロ、カヴァレリア・ルスティカーナからの抜粋を練習。
初参加の管理人は、ここでも初見力を試される。譜面はシンプルなところが多いように見えるし、実際リズム打ちも多いのだが、そこはオペラ、場面が変われば調性も拍子も変わる。歌は楽譜に表記されていない箇所でも平気であちこちで伸びたりテンポが緩んだりする。ということで、音を読む作業+変化についてゆく作業+歌を聞き空気を読む作業をいっぺんにこなさなくてはいけなかった。いやぁ、半端ない集中力がいりますわ。力まずに弾いているつもりでも、帰る間際になるとあちこちがゴリゴリ凝っているのがわかる。やっぱりそれなりに緊張していたのだなぁ。

トレーナーとして来た下さったN先生は、ずいぶん以前によその団で振って頂いたことがあるはずなのだが、その時とはすっかりイメージが違う。「音楽は楽しい!」という念を全力で投げかけてくださる指導ぶりで、オケの指導も合唱の指導も熱く、大変に面白かった。

面白さに輪をかけたのが、コンマス氏の顔芸。音楽の内容、N先生の指導内容にに合わせた表情やしぐさを、例によってやりすぎレベルでさりげなく出す。出席者のうち何人が気づいていたのかわからないが、もし、これでHUPを目撃しようものなら、腹筋が崩れるところだった(ちなみにコンマス氏は愛知祝祭管のコンマス氏と同一人物です。またバイオリン奏者も多数かぶってます)。でも表情大事。感情を表現できてなんぼの世界なので。

あとは、イタリアオペラならではのチンバッソを初めて生で見たとか、メンバーをざっと拝見する限り、なかなか濃い楽団になりそうだなあと感じた次第。

最後に本日のハイライトはカヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲。もともと好きな曲で、今日はもうこれがきれいに弾ければいいや、くらいのつもりで練習に来ていたのだが、実際に歌といっしょに演奏すると素晴らしい。オペラの内容は救いのない不倫劇なのに、音楽があり得ないくらい美しい。でも、椿姫の乾杯の歌も楽しかったし、ドン・カルロの男の友情を確かめ合う二重唱も今後が楽しみだし、うん、歌は人生。

(無理やり〆ました)
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