といっても花粉症のことではなく。
最近急に暖かくなったせいか、楽器の具合が少々おかしい。
先日の合奏で懲りたので、真面目に練習しようと楽器を取り出し、チューニングを確かめるために弦を弾いたらヘンな音がする。
びよーん。
これ何線?
D線が下がっているのはいつものことなので気にしないが、めったに狂わないA線がゆるんでいる。
なんだか嫌な予感がした。
キリキリとペグを巻いて、正しいAの音合わせ、手を離す。するとペグはあっという間にゆるんで、再び 「びよーん」。
もういちど音を合わせ、これでもかとペグをぎゅうと糸倉に押し込み、力技で止める。とりあえずOK。
つぎ、D線。これはいつもすぐに下がるクセがあるので、心して音を合わせたが、やはり手を離したとたんにペグがゆるむ。
何度もやり直していると、ビキッと嫌な音がして、さっき合わせたはずのA線がゆるんだ。(´ヘ`;)
こんなことを繰り返し、普段の数倍の手間をかけてチューニングを済ませたのだった。
それでもって、翌日はC線がゆるんでいたりする。
(ペグの滑り止めにはチョークが効く、と学生時代に教えてもらったことがあるが、一般家庭にチョークはない/涙)
楽器は素材を考えればわかるが、生き物と同じで、気候や天気に大きく左右される。
3週間ぐらい前まで、冷たく乾燥した空気に包まれていたのに、急に夏みたいな気温と湿度。
マイびおらも、タガが外れたんだろうな。
そういえば、この間の合奏では、コンミスがチューニングに手間取っていたっけ。
スチール弦はともかく、高級なガット弦なら余計に気温に敏感。温度が上がるとすぐ伸びる。
バイオリン族の楽器は日本の気候にあまり合わないと聞いたことがあったような。
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COMMENT
無題
本当にこの時期は嫌ですね。湿気で楽器は鳴らないし、ペグは言うことを聞かないし。
私のHP(弦楽器広場)でも少し書きましたが、弦の巻き方を少し変えるだけでかなりマシになりますよ。チョークは知りませんでしたが、茶色クレヨンもどきのPEG SMOOTHLYは一本持っておくと大変便利です。使う量もほんの少しですので一生ものです。
ペグが緩まない様に弦を巻き(遊び部分の巻き方を少なくする)ペグの滑りはPEG SMOOTHLYで調整するほうが良いようです。
(5/10投稿分)
Re:無題
止まらないペグへのコメントありがとうございます。弦楽器広場はすでに読ませて頂いて、おおむねその通りに弦は巻いてあるのですが、どうも季節の変わり目だけは具合がよくありません。
特に今年は気温の上昇が激しい2階に楽器を置いてあるのがイカンのかな、とも思います。
その証拠に空調のよい部屋では、ペグは従順です。
PEG SMOOTHLYは一応持っています。まさに茶色のクレヨンといいますか、家具の傷隠しそっくりですね。
ただ、これは動かないペグの滑りをよくするためのものなので、チョークと両方そろえておいた方がいいのかと考えてしまいました。
とりあえずD線を巻き直してみます。そういえば、弦を張り替えてから下がりやすくなったような気がする……。
(5/10返信分)
あとは、弦の種類を変えて…
楽器との相性次第ですが、千葉自宅楽器にはヘリコアを張りアジャスターを4本とも付けてます。ヘリコアは張ってすぐでも殆ど伸びないし、音も気に入ってます。札幌自宅楽器はアジャスターを付けると“ウルフ”が強くなるので、チューニングはペグ勝負です(辛い)。こちらにはヘリコアは合わず、ドミナントを張ってます。
(5/11投稿分)
Re:あとは、弦の種類を変えて…
ずっとドミナント(A線のみヤーガ)を愛用してまして、それで特に問題はなく、今回のD線の張り替えもドミナント→ドミナント。だから巻き方を失敗したんだろうと思います。
これまで弦の種類にはあまりこだわらなかったんですが、最近オケの若い子たちがいろんな弦を使っているのを見まして、ちょっと試してみようかという気になって、A線だけスピルコアにしてみました。ヤーガがもともと大人しい音質だったせいもあって、ちょっと音が硬質で浮いているかなあとも思っています。でも今になって思えばヤーガは渋すぎる。
ヘリコアといえばスチール弦なので、確かに伸びにくいですよね。ナイロン弦は弦が伸びきって音が落ち着くまで2~3日ぐらいかかるでしょうか。
アジャスターは便利ですが、これも楽器の鳴りを悪くするなど功罪両方あるようです。私はどうもアジャスターが好きになれないので、A線だけにしか取り付けていないです。さすがにA線は巻きすぎるとすぐプツン、といきますからね。
度々の書き込みありがとうございました。(5/11返信分)