気づけば2009年は残り1日。
子どもたちが冬休みに入ってからというもの、クリスマスの演出や大掃除、年賀状に忙殺されて、ブログをほったらかしにしていた。息抜きはついったー。
先週の土曜日に弾き納めをしてきたのでそのときの話を載せておこう。
明日は「一年の振り返り」とか書けるといいな。
※忙しくしていた間に「獣の奏者 II 王獣編」に拍手を頂いていました。ありがとうございました(^^)
クリスマスの翌日は今年最後の練習日。今月2度目の出席にして、三楽章以降は実質的な譜読みだった。
さらに楽譜について行けなくなった箇所の多さにおいて最高記録更新という情けなさ。
(要するに落ちまくっていたということですね。前や隣の席の人、ごめんなさい/汗)
言い訳するまでもなく、最低限の練習時間と曲を聴く時間の確保を怠ったためだ。誰より自分に対して一番謝らなくてはいけない気がする。
こんな状況なので、曲の印象もろもろの話は来年へ持ち越しってことでお願いします。(誰に?)
ひとつ、感じているのは……。
今度の演奏会で扱う作曲家はベルリオーズ、ドリーブ、ラベルというオールフランスの顔ぶれ。これまでフランスものを弾いた経験が少ないので、とても新鮮。ベトベンやモツァルト、あるいはブラームスやシューマンといったドイツ系の音楽とは根本から違う印象を受ける。
どう違うかというと、ドイツ系は形式や作曲作法を非常に重んじ、決められた形式の何に従いどこて゜破るかで自己表現している。基本的には形式の持つ美しさに価値を置いている。
対するフランス系は、美しい(必ずしも心地よい美しさばかりではない)何かを表現するための音楽。たとえば幻覚の世界を表現したいなら、それにふさわしい楽器編成と作曲技法、和音の進行を編み出す。だから作曲のスタイルは自由度が高いし、きっちりかっちりリズムを刻まない。また、どんな音の響きを美しいと感じているかについてもドイツ人とは明らかに違う。
うん、甲乙つけがたいのう。「みんなちがって、みんないい」だね。
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