相も変わらずあちこちでバトル展開中。スロウスvsアームストロング姉弟+カーティス夫妻、ブラッドレイvsグリード+バッカニア+フー爺さん。「お父様」vsエド父ことホーエンハイム。
場面転換が多いせいか、ごちゃごちゃした印象はぬぐえないけれど、同時進行の多さはこの作品に関しては今更始まったことではないし、いくつもの流れがこれから一つにまとまってゆくさまを想像すると、次巻以降への期待がふくらむ。
アームストロング姉とイズミさん、最強の女二人が出会った時には笑った。すでにアームストロング弟とイズミの旦那さんが友であるように、この女性二人もすぐに通じ合えたらしい。むしろ敵同士として出会わせた方が読み応えがあるんだけど。
ブラッドレイとグリードのバトルは、微妙に(かなり?)リンも混じり、流血度も精神的にも壮絶そのもの。死を覚悟したフー爺さんとバッカニアの絡みは賛否両論だろうが、自分としては充分アリの展開だと思う。
グリードはリンの影響もあってか、ますますいい男(ホムンクルス)になった。
心理的駆け引きとして一番見応えがあるのが、父たちのバトル。彼らがそもそもの始まりだったわけだし、体内にいるすべての魂と対話を終えただなんて、ホーエンハイム父さん、あなたはアーカードですか?と叫びそうになった。
次巻はエドたちの出番ね。世界の狭間で「人柱」たちがどう踏ん張るのか見もの。
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