室内楽演奏会まであと2ヶ月半。8月にカルテットを組んで、月イチで集まるはずが、諸事情で10月も11月も練習なし。それはまずいだろうということで、年内に一度会おうと調整したら、なんと25日の夜になった。
練習場所は、いつもの場所が取れなくて、個人宅を借りることになった。しかもメンバーの家ではなく、所属オケのインペクさんのお宅だ。
お邪魔してすみませんと言いつつ、しっかりお鍋をご馳走になり、譜面台をお借りし、自分たちの練習後には、ピアノを弾くご主人といっしょにモーツァルトのピアノ五重奏を合わせるということに……。
楽しかったです。ご主人いわく、場所&夕食代として一人一曲弾くこと、だそうで。
ひばり&ウェーバーの仕上がりはまずまず……かな。お互いのかみ合わせが理解できたので、ずい分弾きやすくなった。
ひばりを何度も合わせていると、ハイドン楽長の職人技が少しずつ見えてきて、惚れ惚れしてくる。曲の作り方に無駄が無いというか、最低限の労力で最大限の効果が得られるような工夫が随所にある。だから、音符ひとつ、休符ひとつおろそかにできないという恐さはある。
ウェーバーは、随所に不思議な和音が登場する。時代的にはハイドンよりやや後の人で、ロマン派に属するとされているのだけど、うーん、弾いていて「この音で正しいんだよね?」と互いに楽譜をチェックしあうこともしばしば。
それに、この曲の冒頭はちょっと恐い。弦楽器が4人とも白丸の音符、つまり全音符で4拍伸ばすところから始まる。クラリネットはまだ出待ち中だし、リズムを刻んでいるパートはない。4人のテンポ感が合わなかったら、音の移り変わりがずれるし、互いに拍を探っていたらテンポが不自然に間延びする。音を伸ばしている間にカウントを無くしたら、その音は緊張感をなくしてだれてしまう。
練習の時はともかく、本番、舞台の上でぴたっと合うのか? と、来年の心配をしてしまうのだった。
次の練習予定は、1月はじめの新年会。場所は同じくインペクさん宅。今度はもっと人数が集まっていろんな曲を弾くのだとか。
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