先週あたりから冷え込みが厳しくなった。冬の空気を感じると、この曲が頭の中をかけめぐる。でも、1番のシンフォニーは、チャイコの交響曲の中では比較的マイナーなのね。録音も少ないし。なんでかなぁ。バリバリ鳴る低弦と金管、それに対して高弦と木管が優美で哀愁漂うメロディを奏でるという対比が素敵な曲なのに。大きな声ではいえないが、4番よりずっと好きだ。
序曲「1812年」は、曲中で本物の大砲を使用することで有名。楽器編成表には本当に「大砲」と書かれているそうで、バスドラムで代用されることが多いものの、本当に大砲をぶっ放した演奏や録音もある。初演時に本物の大砲が使用されたというエピソードもあるが、これは確証がないらしい。
大砲のほかに、ラ・マルセイエーズ(←ナポレオンの侵攻を意味する)やロシア民謡がとびかい、賑やかしいのを通り越して騒々しい曲だが、本来の「式典用」という用途を考えるとこれでいいのだろう。
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COMMENT
無題
無性にCDが欲しくなりあれこれ探して(意外とたくさん出てますね)結局決められなかったんですが。
この機会に初期交響曲3曲ともCD揃えようかと思ってます。
Re:無題
1番のCDは店頭にはほとんどなく、熱帯雨林でもなかなかこれというのが出てこなかった記憶があるので、よほど録音が少ないのかと思っていましたが、探せば出てくるのですね。でも、今手元にあるので充分満足してます。
初期交響曲>「冬の日の幻想」「小ロシア」「ポーランド」ですね。
個人的な感覚かもしれませんが、チャイコの曲は冬によく似合う気がします。
無題
携帯で拝見した後、パソコンから書き込もうと思って忘れていました(>_<)
でしょ? でしょ? >チャイコの1番
私も大好きな曲でして…、しかし出来れば冬の空気だけではなく、しんしんと雪が降り積もる中で聴いていただきたい1曲!(あ、野外ではなく、窓の外を見ながらCDを室内でね)
>チャイコの曲は冬によく似合う気がします
同感です。だからでしょうか、北のS響はチャイコやシベリウスを得意としています♪
雪の無いクリスマスイブなんて。。。ぼそっ。
Re:無題
そうですよね、冬にはやはりチャイコですよね。「しんしんと雪が降り積もる中で」とは、さすがに北国育ちでいらっしゃる。実際、1楽章を聞くと、荒涼とした雪原が目に浮かぶんですよ。S響が、チャイコやシベリウスを得意にしているのもすごく納得いきます。シベリウスも冬の曲ですものね。シベリウスについては、学生オケ時代の面白いエピソードがあるんですが、それはまた記事をあらためて書いてみますね。
>雪の無いクリスマスイブなんて。。。ぼそっ。
いいなぁ。子どもの頃、雪のあるクリスマスイブにどれほど憧れたことか。
でも、中部地方の太平洋岸育ちの管理人にとって、冬とは、青空の下、刈入れ後の田んぼや学校の校庭を、きーんと冷たく吹きぬける風のことなのです。(別名伊吹おろしともいいます) あるいは、毎朝のように屋根や田畑を真っ白にそめる霜。