昨日は、子どもたちをダンナにまかせ、第九の練習に行って来た。
調整に出したばかりとあって、きれいに鳴るのが嬉しい。そのせいか、時々入りを間違えてもあまり落ち込まなかったりする。(こらこら)
席はパートリーダーさんの隣で、休憩時間になると、彼はおもむろにバッハの無伴奏チェロ組曲の楽譜を持ってきた。びっくりしていると、「今、これにはまっているんですよ」と第二組曲のジーグ(6曲目)を弾いてくれた。
それがもう、渋くてカッコいいのなんのって。CDで聞いていると、BGM的に流れていってしまいそうなのに、生で聞くと、ため息もの。
また、このパートリーダーさん、いつも弓を2本持ってくる。ひとつは普通の(といっても決して安くはない)木製の弓。もう一つはカーボン製の弓(値段的には、木の弓の半額)。 どっちがいいのか決めかねているようで、練習中に代わる代わる使っては首をひねっている模様。
昨日は、練習が終わった後、トレーナーの先生に実際に弾いてもらっていた。バイオリン奏者であるこの先生がビオラを取り上げて弾き始めたのは、CPEバッハのビオラコンチェルト冒頭だったりするのがお茶目。
この曲はびよらだからこそ、良さが引き立つのよね。というつぷやきはさておき、2本の弓で同じ曲を弾いて見ると、なんとカーボン製の弓のほうが良く鳴る。ただし、非常に軽いので、扱いにくいのが難点。弓の重みを利用した弾き方ができないので、コントロールが難しい。弾きやすさでは木製の弓に軍配が上がる。
さて、音質をとるべきか、弾きやすさを取るべきか。
第九の本番でチェックしてみよう。(人事だと思って…/汗)
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