びおら弾きの微妙にズレた日々

審査会か譜読み大会か

ほぼ一週間ズレて書き進んでいる練習記ですが、毎回発見があり、ネタに困りません。
前回の練習は、ふだんとはずいぶん違う毛色の練習というか、審査会でした。何の審査かというと補助金です。少々生臭い話になりますが、オーケストラの運営は大変お金がかかります。オペラともなればなおさら。芸術活動を行う団体への助成金や補助金の存在は大変ありがたく、また有意義なお金の回し方ではないかと思っています。

さてさて…
団長の知り合いに、アマチュアホルン奏者&篤志家な人がいて、どういう風に篤志家なのかというと、築いた財産の一部をアマチュアオーケストラ団体に寄付するという形なのだ。もちろん青天井ではなく、「審査」の上で支給額を決定する。その「審査」というのが、御本人の指揮による全曲通し演奏。振った手応え(熱意や出席率やその他もろもろ)で判断するという(^^;) なんとも曖昧な基準に思えるかもしれないが、逆に実際にオケの前で振るからこそ、実態がバレるというか、付け焼き刃の「熱意」が通用しないという意味で信頼はできる。

しかし、当団の演奏曲目はワーグナーのオペラ、しかも最高峰と言われる「リング」の全曲だ。もちろん一年に1曲ずつだが、それでも演奏時間は4時間とか5時間。ブラームスやベートーヴェンの交響曲とは質量ともに桁違いに大きい。それをアマチュアの指揮者が全部振ろうというのだから、正直かなりのチャレンジャーだと思う。毎回、きちんと勉強されて振り通してしまうのだが、そのエネルギーはどこから?と不思議に思う。

今回は「リング」の中でも最高難易度の「神々の黄昏」。弾く方もまだよくわかっていない箇所が多数で、不安は大きかったが、数回止まったものの、やはり最後まで通った。途中、テンポが違ったり、崩壊しそうになった場所もあったけれど、とりあえず通ったヽ(^o^)丿

まだ、ろくにさらえていないこの時期に通しても…という声は聞こえてくるし、逆に今のうちに全体像が体感できる通し練習は貴重なチャンスだと言う人もいるし、うーん、自分的には通し練習をさせてもらって補助金がもらえるなら相当な儲けものではないかと思った。

ただ、自分の出来栄えから言うと、あまり大きな声では言えないが絶望的の一歩手前。難しい譜面にもかかわらず、ほぼほぼ初見で望んだ1幕・2幕は壊滅的だったし、前の週にマエストロにしごかれたはずの3幕もあまりついてゆけない。道のりは遠い。毎日コツコツとやればいいんだけど、いいんだけど……。「コツコツ」とは?_| ̄|○