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びおら弾きの微妙にズレた日々(再)

音楽・アート(たまにアニメ)に関わる由無し事を地層のように積み上げてきたブログです。

   

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「東のエデン」

B0027BT1BO東のエデン 第1巻 (初回限定生産版) [DVD]
角川エンタテインメント 2009-07-29

by G-Tools


フジテレビ・ノイタミナ枠で今年の4月〜6月にかけて放映された、全11話のアニメ。
(続編として映画版2本が公開される)
プロダクションIG制作。監督はかつて攻殻機動隊のテレビシリーズを担当した神山健次。
舞台は現代の日本。そっくりそのままの日本ではないけれど、十分にあり得るもう一つの日本の姿。
そこで始まる社会派なボーイ・ミーツ・ガールのお話。詳しくはこちら→http://juiz.jp/special/#/story/

プロダクションIGとか神山監督の名に反応したそこのあなた。見なかったら損です。無茶苦茶面白いです。ありそうでなかった「画像検索システム」とか「ニートは大人世代に対する反抗スタイルだ」とか。中でも一番ぞっとしなかったのは10発のミサイルが日本に落ちたという設定。奇跡的に死者は出なかったけれど東京の真ん中に大穴が空いていた……。

あまり内容について語るとネタバレしすぎるので、さわりだけ。

もし、ある日突然「100億やるから日本を直せ」と命じられたら何をするだろう。もし失敗すれば「迅速かつ確実な死」がもたらされるとして。

そんな無茶なゲームに巻き込まれた12人の「セレソン」がいる。彼らは魔法の杖の代わりに「ノブレス携帯」を持たされ、それを通じて自らの欲望を実現してゆく。医療都市を造る者、犯罪者を個人的に裁く者、日本人を間引きして「戦後からやりなおす」と豪語する者。

滝沢朗は9番目のセレソンであり、他のセレソンからは「面白いことをするやつ」とか「これ以上邪魔をするな」と言われていたりする。いやほんとに、彼のすることは大胆不敵で時々お茶目。頭の回転が速くて心底優しい。見事に現代的なタイプの主人公だと思う。
ヒロインの森見咲は、そのあたりにいそうな普通の可愛らしい大学生。彼女もとてもいい子だ。迷ったりつらい思いをしながら滝沢のすることを見守り、後を追い、信じ切って、最後にはちゃんとお姫様になれる。

しかし、この国は――今の日本は本当に命がけで救うに値する国なのかという疑問。姿を見せては消えてゆくセレソンたちを見ていると、そんな闇からの問いかけが聞こえてくる。
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