昨日買ってきた「蟲師」を読む。
絵柄と設定が大変気に入った。
形をとらない、生命力本体みたいなものが世の中には存在するのね……。
「二つ目のまぶた」を閉じたときに光の川が見えるという話を読んで、すごく納得するものがあった。ああ、分かる人にはわかるんだって。ある人はそれを蟲の流れと見て、他の人間は無音の音の流れだと受け取ったりするけど、きっと同じものを指しているんじゃなかろうかと感じる。
短編連作で、不思議な話がたくさん並んでいるのも読みやすくて面白い。ただ、ラストの切れ味がまだ不足してるかなーという感じがするけど。(怪奇もので短編連作というと、どうしてもBJと比べてしまうので。でも漫画の神様と比べるのは酷でしょうね)
それより何より、日本の国が持つ奥深さというか、昔話の面白さと恐さがよく出ていると思った。
で、次に遠野物語を読みたくなったりして。
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