今回はトイレの○子さんin電脳ワールド。
一見、生温いホラー話だけども、最後のオチにはヒヤリとさせられ、今後の伏線になるかもしれないな、と感じた。
幽霊とされた女の子は良く見るとむしろ可愛くて、幽霊におびえる女の子たちの顔のほうがよほど恐かったかも。(-_-;) 女の子たちの描き分けといい、絵は実に良かった。
「電脳貸し」というバイトが中学生の間で広まっているとはねぇ。夜眠っている間に、自分の電脳を企業にサーチさせるというバイト。企業側はマーケティング情報が手に入り、貸した当人には高額なバイト料が振り込まれるという仕組み。
うん、こういう設定は攻殻っぽくていいね。攻殻ならここから一気に社会問題へと飛躍するけれど、RDは事件を学園ものの枠内に収めている。
電脳貸しは、楽で割のいいバイトに思えるけど、(だからこそ中学生がこぞって飛びついた?)そこには当然落とし穴がある。現段階では、企業側のミスで、アクセスした後のデータが電脳に残ってしまい、昼間に妙な残像(つまり幽霊少女のイメージ)を見せてしまったという程度で、深刻さはないけど、もし悪意のある操作が行われれば人格の書き換え、電脳ハッキングなんて朝飯前。
その危険を感じ取ったミナモが最後にぞくりとするわけだが、彼女の友人たちはあまり気にしていなくて、それが余計に恐かった。安易に携帯でサイトを渡り歩き、個人情報を流してしまう現代の少女たちと重なる。
そうそう、今回、波留さんはほんの一瞬、しかもシルエットのみの登場。それも都市伝説の主人公として……。笑った。
PR
COMMENT
「RD 潜脳調査室」♯8
>最後のオチ
幽霊のオチは見えていたんですが、二段オチとは思いませんでした。見事にやられました。
>電脳貸し
私もこーゆー設定大好物です。理論だけなら資源(?)の有効活用で良いことだと思うし、メモリのキャッシュとかバグで済んでいればまだいいですけどね。某ファイル交換ソフト問題を連想しました。便利さは逆に高い危険性をはらんでいるのでしょうね。
>現代の少女たち
私も最後、彼女たちがあまりにあっけらかんとしているので、それが逆にうすら寒かったです。あまりに身近すぎるものに対しては警戒が働かない?? 電脳なんて自前の脳みそとどこまで区別できるのだろう・・・と考えるとどツボにハマりそうです。
攻殻といえば、水泳の先生が草薙素子ぽくてニヤリとしました。ちょっと横幅があったけど(笑)。
Re:「RD 潜脳調査室」♯8
ええ、いっそ真夏にやってくれればよかったのにと思います。
幽霊はともかく、電脳貸しの落とし穴は洒落になりません。それが分かってない女の子たち、恐いですよ~(>_<)
>電脳なんて自前の脳みそとどこまで区別できるのだろう
そうそう、それなんですよ。電脳化したキャラたちを見ていつも気になってました。特にメタルに繋いでいる時とそうでない時の違いって、どうなんだろうって。
草薙素子ぽい先生>私も気づいてましたよん(^^) そういえば素子のダイビングシーンも忘れられません。