浦沢版エプシロン、好きだ~。
優しくて強くて哀しい。
次巻、アトムはプルートゥの悲しみを払拭することができるのか。
手塚ワールドでは、ロボットはとことん優しいのね。
人間の正の部分、つまり正義感とか良心をインプットされ、そのことによって葛藤や悲しみは抱きながらも黒い憎しみに染まることがない。染まるはずがないように作られた。その例外がゲジヒトやプルートゥだったりする。最高性能を持つロボットして作られた彼らは、あまりにも人間に近すぎたらしい。
いったい憎悪の感情はどこから生まれるのか。
人間だって生まれたてのころは憎しみなんて複雑な感情は持ち合わせていない。快と不快の感覚しか持ち合わせていなくて、それが大人たちの働きかけによってさまざまな感情へと分岐し、育ってゆく。負の感情は何がきっかけで生まるのか。同時に負の感情にブレーキをかける何かも育つが、それはどうやって育つのか。
PLUTOに登場するロボットたちを見ていると、そんな疑問が渦巻く。
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