タイトルは「欲望の環礁」
なかなかいいじゃありませんか。
ここまできて、やっとメタル(メタリアル)なるものの片鱗がつかめてきたような。まさに電脳の海というか、情報の海に入ることで、各種の情報が直接脳に五感として通じて伝わってくるらしい。言い換えれば手で触れて感じられる妄想ワールドですな。
で、妄想ワールドでまず人間がやることといえば、快楽の追究なわけで。逆に快楽を追究することによって妄想ワールドはますます発展を遂げ、科学技術の進歩に一役買うことになる。皮肉とも取れるが、人類の発展なんて一皮むけばそんなものかもしれない。
そして快楽を追究しすぎて意識がメタルに溶け出してしまった人物を、波留が助けに行くのが今回の話。
彼もまたピンチに陥るのはほぼお約束で、そして彼を呼び戻すのが相棒としてのミナモちゃんの役目。彼女は若さと素直さとひたむきさをもっているだけでなく、魂の部分で波留に通じるものを持っているらしい。
ラスト、波留がミナモに微笑みかけるシーンは、まるで孫の成長ぶりに目を細める爺の表情そのものなので、つい笑ってしまった。笑うといえば、波留のダイバースーツについていた胸のカラータイマーにも! あれは確信犯だと信じたい(汗)。
PR
COMMENT
「RD 潜脳調査室 ♯4」
技術発展の原動力は欲望と軍事力(闘争本能)なんですよねぇ・・・いつになってもヒトの本質は変わらなさそうです。
バディと横文字で言われるとこそばゆい(くすぐったい)のですが、「ボクの海をやっと見つけた」と言う波留ジイにとってミナモちゃんは、相棒の風であり母なる海でもあるのだろうなぁと思いました。
アバター=某セカンド・ライフやオンライン・ゲームは、ハマってしまって現実の生活がおろそかになってしまう人が続出して社会問題になってますが、今でさえそうですからこれからネット社会がますます肥大化したら空恐ろしいものがありますね。
ミナモ兄=ソウタくんが花街を訪ねるシーンは攻殻のあのうさんくさい街並みを連想しました。ところで私、目下の者が目上(すでに死語?)を名前で呼び捨てするのは抵抗あるんですが・・・これはきっと兄が妹に甘いんでしょうね。料理上手な兄貴、私も欲しい♪
ラストシーン、私もにへらーとしました。波留ジイ嬉しそうー♪年齢も性別も違う、共通点がどこにも見出せない組み合わせが魂の奥深いところで共鳴する、そーゆーのってすごくイイですよねぇ。
>胸のカラータイマー
指摘されるまで全然気付きませんでした。ダイブ制限時間は三分間一本勝負?!
Re:「RD 潜脳調査室 ♯4」
>サブタイトルは「波留ジイさんの初仕事」?
それ、ナイスですvv
>アバター
肥大化して社会問題になると、何らかの形で抑止力が働くのでは……とも考えられなくはありません。
RDみたく、電脳化社会にどっぷりつかりながらそこからアナログ世界に回帰するようなアニメ(←今後、はっきりその路線が出てきます)が出てきているのがその証拠かも、と思います。
>ラストシーン
いいですよねぇ。そしてミナモはいったい何者?と思うのでした。「天然」を通り越してますもの。
>ダイブ制限時間は三分間一本勝負?!
きっとそうです。点滅し始めたら必殺技を繰り出すのです(って、をいっ)