静かなる海(immortal)
久島もホロンも絶体絶命の状態。
唯一の希望がソウタ父の行方。彼は何を託され、大深度へ向かったのだろう。
それがわかるのは次回以降、というのが歯がゆい。
そして、久島の波留への思いがこんなに深かったとは。前からわかってはいたけれど、これじゃあ腐――の餌食になること間違い無し。いや、このご時世だから、故意に差し出したのか_| ̄|○
久島さん……。この物語の主人公は、波留と見せかけて実は彼だったのか。
彼の追い求めていた旋律は地球律。もしかすると、それこそ究極の純正律なのかもしれない。
脳殻からメタルへと意識を流出させた久島は、旋律を奏でつつ、自らの意志でメタルの底に眠る。
そういえば、ヴィヴァルディの曲に「調和の幻想」というのがあったな。ギリシャ時代からずっと学者たちは世界に何らかの調和を見出そうとしてきた。そして音楽のハーモニーは、数字の調和と同じように世界の秘密を示唆するものと見なされ、研究されてきた。
かつて彼がバイオリニストを目指していたという設定は、余興ではなく必然だったんだ。
それからホロン。操作ひとつで記憶が消えてしまう恐ろしさ。ソウタと二人がかりで習得してきた「個性」が一瞬で吹き飛んだ。ソウタはやりきれないだろうが、でも、今回見ていて、ふっと気がついた。やっぱり彼らの関係はわんこと飼い主だ。ソウタがホロンをどう見なそうと、ホロンはソウタを唯一無二のご主人様と認めてついてゆく。
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