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びおら弾きの微妙にズレた日々(再)

音楽・アート(たまにアニメ)に関わる由無し事を地層のように積み上げてきたブログです。

   

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子とともにはまる

最近、といっても今年の五月あたりからソウルイーターにはまってしまった。うっかり子どもたちといっしょにアニメ放送を見たのがいけなかった。

以下言い訳

なにしろ死神様の武器職人養成学校が舞台だというのだから、その設定からして自分的にやばかった(鎌を振り回すマカちゃんがカッコよくて)。それは充分承知だったので、最初はささやかに抵抗してみた。いくら鎌と鎌を扱う職人のペアが主人公だからといっても、しょせん小中学生向けだし~と、ちょっとばかり斜に構えて見ていたのだ。

で、参考資料にとコミックの第1巻を中古本屋で買った。たぶん、それが間違いのもとだったらしい。気がついたら2巻、3巻……と買い求め、子どもたちと回し読みをし、毎週月曜の夕方6時は必ずテレビの前、それが不可能なときは金曜深夜のレイトショー版を録画するという、「ハマった」としか言いようのない状況に……。

一番の原因は、スタイリッシュさ。
原作は、絵柄もストーリー進行も無駄が無く的確にツボを押さえ、ほどよくカッコいい。「ほどよく」というのが結構ポイントで、あんまりビシッと決まっていると、読んでいるうちに疲れてしまう。(ただしヘル★ングのレベルまで突き抜けていれば可/汗)
なのに、不思議と崩した絵柄でもどことなくセンスがいいんだな。どんなにおバカなシーンでも、あるいは極悪なセリフを吐いてるシーンでも、絵は決して下品にならないというか。たぶん、作者の持つ天性なんだろう。

それから脇役がものすごくいい働きをしていること。キャラの立ち方も描き込みも充分、言葉は悪いが「みんなが主人公」と言って差し支えないほど活躍して読み手を楽しませてくれる。

あとはテーマが予想外に深かった(あるいは深まっていった)。基本は狂気(暴力)vs勇気(コントロール力)というシンプルな構図なのだが、キャラごとの立場や性格によってその表れ方や対処の仕方がずい分違ってくる。その違いがとても興味深いし、逆に誰もが自分の中の狂気と闘っているという見方もできて、すると、一般的に「切れやすい」と言われる今の子どもたちへの強力なメッセージとなるなぁと、感心すらしてしまうのだった。

……とつらつらと書き連ねてみたが、要は面白いんだよね。(正直言って「鋼」より面白い)
ちなみに12巻まで読んだ現時点で一番気に入ったキャラはメデューサだったりする(←一番食えない敵キャラ/汗)。生徒チームなら、椿&ブラック★スター。武器や職人たちが敬愛する死神様は……ノリの軽い普段の姿と本気モードの落差の大きさとか、懐の深さはやっぱり神さま級。うん。
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